私は幼少期に両親からの虐待で脳機能の一部を損傷し、擬似アスペルガーとなってその後遺症に苦しんだ。
中学の時の落ちこぼれた経験は、この人生有数の地獄じゃった。
しかしその後、学力は次第に回復していくことになる。
懸命のリハビリがあったことが背景にあるんじゃけど、そのリハビリが時間をかけて回復させたと言えるんよね。
そのリハビリは、書きなぐりによる暗記による相対的な知識量の増大なんよ。
やり方はあの頃と多少変わるんじゃけど、それが現在でも外国語を学ぶ時に活用されとる。
中学2年ぐらいから始めた書きなぐりは、当時の行き詰まった状況から開き直る感じでできたスタイルじゃった。
いくら覚えようとしても、覚えるスピードが遅かった。
スピードが変わらんのなら、忘れん方法でやろういうもん。
そういう意味で、その頃からのことは今でもそれなりに覚えとる。
さてその成果で幼児失活領域が部分復活したとすると、何がよかったんか考えてみたい。
普通は教科書とか参考書を読むとか、問題集を考えながら解くとかになるんじゃろう。
そんなことより、ですますましたを飛ばしながらキーワードを何も考えずに書きなぐったんよね。
やがて、考えんでもキーワードが浮かんで来よるようになった。
ただ惜しむらくは、そうした学習の成果が出るようになったのは受験の時ではなく、大学に入ってからのテストからじゃった。
実家では身を守ることが最優先であり、防衛に気を取られんようになってからなんよね。
今の外国語の勉強も、考えずに空気のように出るぐらいまでタタキ込むんよね。
考えずにしゃべる部分が多いほど、疲れない。
普段の私らも、日常会話では考えながらしゃべっとらん。
なるだけ視覚に頼りながら、同時に手など体を動かした方がええね。
こうしたことで、まず擬似アスペルガーのまず学習障害が改善し、次に行動面になった。
大学の時に始めたバイト、そこではなかなか覚えられず、失敗ばかりじゃった。
頭でわかっとるのにダメなんよ。
そこで、行動面でも無意識でできる動作を増やした。
このように学習面と行動面においてのリハビリが必要なのと、ただ漫然とやってもおそらくダメなんよ。
このままではダメになるいう悲壮感、危機感がなければ意味がないんよ。
ともあれ、知り合いのアスペルガーの人がなんとか機能回復すりゃええんよ。
無理にブロックされとるとこ直すより、幼児失活領域いう別回路をつなげた方がええんかもしれんのよ。