職場で使うとる力はどれぐらいか、時間と思考力体力とある。
私の場合、思考力はだいたい3割ぐらいかのう。
時間は20日ぐらいとられるんで、勤務の日の自由時間はコマギレになる。
体力もそれなりに。
これで責任者とかになったら、思考力は半分以上持ってかれるのう。
大阪で昨年4月までおったとこなら、外国語対応が主じゃった関係で、体力は使うものの思考力は今の半分以下で済む。
そういうとこに長かったけえ、農業に関して相当研究が進んだ。
6年近くおったんで、かなり恵まれたのう。
転勤とかでは、普段より思考力を使うことになる。
そういう意味では、昨年から今年の3月ぐらいまでは、思考力の半分以上を取られとった感じかな。
最近落ち着いてきたんじゃけど、それにしても前おった大阪の方が全然楽よね。
振り向ける思考力がそんだけでも、仕事に穴を開けなきゃええんよ。
私の場合は、多彩な外国語を操るいう独自分野を開拓してしもうた関係で、そっちは任せた〜いう感じになり独壇場。
相当まくることができる。
職場に貢献しながら能力を伸ばして、思考力も消耗しないいう絶妙なバランスを体現した。
知り合いを見ると、たけした君なんかは思考力の8割ぐらいはとられとるんじゃないんかねぇ。
前やんなんかも、半分ぐらいは取られとるじゃろう。
それを考えると、なかなか研究とかに振り向ける力の余裕はなかろうのう。
私も目先は窮屈なんじゃけど、余裕がなくはない。
こうした思考力を職場でセーブしつつの自己実現は努めてやるべきであり、それは昔からやっとった。
最初の職場は地獄で、思考力も半分以上は取られとった。
あまりにひどいけえ転職し、多少マシにはなったものの再び転職。
今のとこに20年居ついてしもうたんじゃけど、時間をかけて今の立場を確立したんよね。
思考力を使わん仕事が増えれば増えるほど、勤務時間に他のことを考えられる。
体は拘束されながら、研究できる。
絶妙なバランスをとりながら、振り向ける力を削れれば削れるほど、次の可能性が育つ。
今の職場が天職に非ずんば、すべからく脱出すべし。
脱出できずんば、延々と忍耐と妥協の毎日となる。
志ある者は、自立を目指すべきなんよ。