天職を持つ人って、波動で調べてみると結構少ないのう。
全体の6パーセントぐらいらしい。
うちらのグループで言うと、私と亡くなった菊池さん磯貝さんぐらいなんよ。
修行や仕事に取り組んどる人ばかりなんじゃけど、仕事も生活するためにやらざるを得ない人ばかり。
稼げること自体はありがたいと思うんじゃろうけど、かと言うて本当にやりたいか言うとそうでもない。
かく言う私もそうなんじゃけど、私の場合は様相が違う。
私の場合は癒す方向性と育てる方向性で研究開発するのが天職であり、菊池さん磯貝さんは描くことと芸術のエッセンスを研究することがそれぞれの天職じゃった。
そういう明確な意図のもとに、そのために生きるべく生まれて来よる。
一般的な人にはそれがなく、周囲の流れを見ながらそれについて行く感じになる。
この時代のように、一大イベントがある場合にはそれを目当てにしてそのために出ようともする。
それが、今回失敗に終わった救世運動じゃったわけで、その天命のもと生まれた人は多い。
それはそうと、この天職を持つ者は言わば魂的に手に職つけとるような感じで、毎回そのテーマに沿って動く。
芸術や開発など独創的な仕事をやる場合が多く、単に計算とかいうことではないんよね。
ベータ人の七大天使でいうと、ラファエルとかサリエルなんかが天職持っとる以外は使命傾向性があるだけで他はない。
例えばミカエルなんかが悪と戦う使命はあるにせよ、悪がなくなった時にこれというてやることあるか言うたらないわのう。
伝達役のガブリエルなんかが、伝達それ自体天職か言うとそれも無理がある。
あと、その分光者に天職が引き継がれるか言うと、そうとも限らんのよ。
ラファエルの分光であるセシウムカルトn崎なんかは、遊びの食い散らかしみたいな地獄芸術で、そんとなもんが天職じゃ言うなら笑うてまうわ。
それでこの天職のある者なんじゃけど、子供のころからそれらしき何かに突き動かされるんよね。
私の場合などは、小学校の時に恐竜を皮切りに古代生物学を総ナメにして天文学までやり、それが今の基礎にもなっとるんよね。
植物を育てるのも、小学校の頃からやっとった。
おそらく菊池さんなども、物心ついた時には何かに突き動かされるように絵を描いておったんじゃろう。
そういうのが無ければ、普通の子供として成績がええか悪いかの中で育つことになる。
私の場合は、小学校で熱中したことはほとんど成績の向上の役には立たす、思い切り損をしたような感じじゃった。
今でも会社の出世など関係なく、天職に基づく動きをしまくっとるんよ。
仲間内で、例えば前やんやぽんたなんかが、小学校の頃何やっとったかいうたら、まあ普通だったんじゃろうね。
そこに、特定の何かに動かされた形跡はない。
今回私の技や理論を一生懸命に会得しよういう人らがおるはおるんじゃけど、その人らが例えばその中の何かを天職にまでできるかいうと、それも難しい。
ぽんたは菊池さんより高い世界に帰ったんじゃけど、その今のぽんたでも天職いうもんはないんよ。
農家ではたけした君もおるんじゃけど、やはり農業をやりたくてやっとるようには見えない。
彼の場合は、何かええ方向にいろんな人を引っ張っていきたいいう衝動が強いと思う。
おそらく小学校ぐらいで、何かを育てたくて育てたようなことはあるまい。
ともあれ、天職を持つ者が正常に育ちその通り動く時、そこには動かしがたい何かと強烈なうねりが起きて来よるんよ。