2012年のマヤの暦終了と共にブームになったのが、次元上昇アセンション。
あの年、人々が期待しておったアセンションはとうとう来んかった。
その後、どうしても諦められん人がこの年になるとかいう説をブチ上げながら、結局それも来ず終い。
最近では2018年がアセンションしやすい年とかで、その理由はわからんもののせせら笑いながら見よった。
はははは、アセンションなんぞ来るもんかい!
のほほんと生きとって、ある日突然アセンションで世の中変わるってかい。
バカ言うちゃいけんよ。
自分や自分を取り巻く周囲の環境は、相応に努力する以外に変えられんのよ。
今度はいつ来やすいんかのう、アセンション。
来年あたり来やすいらしいのう。
来年どころか、いつまで待っても来ませんよ。
昨年、旧友がいきなり電話をかけてきて、アセンションがらみの話をした。
本人はアセンションを待っとるらしい。
久々に話をして話が合わんようになっとったけえ、訣別することに。
彼からは私が天狗に見えるらしい。
実力の自慢ばかりしとるとか。
いやいや、そうじゃねえ。
この世は、相応の結果を出さにゃ認められんし生き残れんのよ。
行動面では、結果を主張せにゃいけんのよ。
あんた何ができるんね?と聞かれて、この顔じゃけえこれができるって言えにゃ話にならんのよ。
そうして自己発揮することが天狗のように見えるんなら、それは仕方ないこと。
問題は、精神面でも力を追い求めて自慢しとるかどうかなんよ。
私の場合は違うのう。
私は好きな研究がしたいだけなんよ。
そのために、安泰を築こうとしとるだけ。
旧友からすれば、カルト教団Kに失望してその敗者復活戦を戦うとるつもりなんじゃろうけど、現実味のないことをいくら追うたところで何もならんのよ。
あと致命的なのが、気や波動を理解できんことなんよ。
神仏や霊を信じておりながら、気や波動を否定する。
マジあり得ない。
それでよくドラゴンボールなんか見ておれるわのう。
まあ彼からすれば、マンガやファンタジーの世界なんじゃろうけえ、そういうとらえ方か。
ともあれ、この世は思いはともかく世俗にまぎれていくしかない。
そんな中では、現実に向き合うて突破していくしかないんよ。
心がきれいならそれだけでいつかアセンションで救われる、そんとな都合のええ話なんぞないんよ。
この世では、時折泥をかぶりながらも、それで心を乱されることなく修行して向上していくべきなんよ。
旧友には、1年経ってみてどうかいうメールを打ってみた。
そちらの言うとるアセンションは来ないし、頼りにしとる銀河の白い大霊団は何かやったか?個人的に進展あったか?って聞いてみた。
音沙汰がないんよ。
つうか、返答できんじゃろう。
アセンションを起こすであろう白色大霊団なんつうもん自体、胡散臭いしオーリングが開くことからすれば、真っ赤なニセモノ真っ赤なウソ真っ赤なn崎。
そんとな仰々しい大袈裟な名前の大霊団、ほんとにそんなにすごいなら、なんで1年も何もせんの?
そうです、せんのです。
いや、できんのです。
そんとなもん最初からないけえのう。
旧友もあんだけ大見栄きって言うたはええんじゃけど、カッコ悪くて答えられんのよ。
あと、ヒーラーを目指すとかどうとか言うとったんじゃけど、気や波動などのエネルギーの概念がわからにゃできるわけがない。
当然何も変わっとらんのじゃろう。
私を天狗と見下して悟りすましとるのはええんじゃけど、それで何もせんのなら何にもなれんのよ。
彼には学歴がないことで、フリーハンドで特有の自由な発想があった。
学歴がないイコール、バカではないんよ。
しかし正規の学問がないことは、そのことゆえの限界もある。
我流は攻撃において威を発揮するものの、守りにおいては弱くなる。
彼の場合は、意見を強気で言えてもツッコミを入れられた時にもろいと言えようか。
彼も、カルト教団Kに関しては否定的立場にある。
ただ、悪いもんを批判するもん全てが正しからずいうことなんよ。
宗教に失望してその行き着く果てがアセンション、何の望みをつなごうとしとるのか。
見果てぬ夢、うたかたの夢アセンション。
旧友は、夢を求めて去って行った。
さらば、あの世の反省の後にまた会おう。
思考の修正ができれば、そんなにかからずに天上界に行けるじゃろう。
先に帰って私の動きをよう見とけ。