バイオマスを活用するには、相応のもんがないとできない。
燃料やらそれを保管する場所やら、あとはできたもんの利用先なんよ。
燃料は草木になるし、それを乾燥させたり焼いたりする場所、できるもんは炭や灰。
これに適しとるのは田舎であり、都会ではまずできない。
田舎には草木ゴミがあり、空き地がある。
灰も肥料として撒ける畑がある。
直接灰を肥料に使えるのは、豆やサツマイモに限られるんじゃけど、その作付け後なら何でもござれ。
私は姫路に住んどるんじゃけど、姫路駅近くの市街地ではダメなんよ。
そこそこ都会言うほどでもないんじゃけど、まあまあ都会じゃけえね。
市街地から離れると、そこそこ使える場所もあり草木ゴミが豊富に手に入る。
ただ私が住んどる近辺の人が全員私と同じ動きをしたら、たちまち草木ゴミが足らんようになってしまいよるけえ、それもダメなんよ。
そういうことで、どうしてもバイオマスが活用できる条件の合う人は限られる。
その中で、さらにバイオマス比率を高める努力のできる者も限られる。
今回の冬は、暖房にどれだけのバイオマスが使えるのかが試されることになる。
薪ストーブを設置はしたものの、思ったほど暖かくはなく、それよりむしろそこでできる炭による火鉢の方が暖房効果は高い。
ただ、火鉢も一個かそこらじゃたかが知れとるけえ、いくつか必要になると。
暖房は居間だけでなく、温室もしかり。
温室はセイタカアワダチソウの中央部を燃やすことを考えており、できるセイタカ灰は使い道がハッキリしとる。
火は、炭火よりも炎が出とる方が暖房効果は高い。
そういう意味でも、居間の暖房に使う木炭はそれなりの量がないと意味がないんよ。
料理に使うお湯なんかもなるべくバイオマス由来のもんを使い、そこらへんは工夫次第で何とでもなる。
今回の冬の加減を見て、次回の冬以降のことを考えることにしたい。
場合によっては、焼け石による放射熱なんかも考えとるんじゃけど、そのために欠けたブロックを集め始めた。
ブロックはそのままではかなりデカい。
工事現場の廃材でそれを1/3に切ってあるのがあり、それが大きさ的にはちょうどよかろう。
薪ストーブを稼働中に加熱したブロックを、他のもんが影響を受けんように置くんよ。
冷めたらまた焼くと。
まあいろいろやってみて、その都度改良を重ねていきゃええか。
インフラ寸断時に、それなりになんとかなるようにいろいろ工夫する必要はあるんよね。