お待たせしました、昔懐かしのボルテスVの使える波動第2弾キマシタ。
先日は、敵のリーダーハイネルのバカさ加減が導いたボアザン星の守護神ゴードルでした。
今回も波動添付なんじゃけど、ボアザネリア抗体なんよね。
これは敵の将軍ジャンギャルがボルテスチームにとっ捕まった時に、剛3兄弟がボアザン星と地球のハーフいうことを聞いて真相を確かめるべく作戦を立てた話からなんよ。
このジャンギャル将軍は顔と声で悪役感があるのはやむを得ないんじゃけど、忠誠心や行動方針は見上げたもので、こんな人部下におったらすげえ頼りになるじゃろう。
まあうちらで言うとたけした君とは傾向が違うんじゃけど、彼みたいなオルゴン系の将軍タイプよね。
推察力も大したもので、ボアザネリア菌を使うたその作戦で、見事に真相を暴いた。
ボアザネリア菌はボアザン星特有の風土病であり、ボアザン星人は抗体があるんで感染しても軽く済むんじゃけど、他の天体の生き物は抗体がないんで重症化するんよ。
ボアザネリアを打ち込まれたボルテス、果たしてその効果が出てきた。
純粋な地球人の二人は寝てもうて、剛3兄弟は変化なし。
しかし、しばらくすると3兄弟も眠気に襲われてきた。
基地に戻って調べてみると、3人にはボアザネリア抗体があり、そこからワクチンができて残り2人に注射して回復。
全員がボアザネリアの昏睡から覚める前に、ジャンギャルは基地に猛攻をかけるんじゃけど、間に合わずに復活したボルテスのため撃退される。
さてこのボアザネリア抗体なんじゃけど、抗体言うだけあって免疫系に力を与えるらしい。
ここのとこしろみさんが風邪をひいとるんじゃけど、葛根湯やら五虎湯やら添付しとった。
そうした中、ボアザネリア抗体を波動添付したらそれなりに効いとるらしい。
胸の辺りが暖かくなるらしい。
このボアザネリアを使う作戦説明とハイネルとのやりとりを見ると、ジャンギャル将軍は与えられた役職を忠実にこなそうとする。
あの将軍をして、科学力で劣る地球側に毎回打ち負かされることは、やはりおかしな話。
ボアザン対ボアザンであれば、ボルテスの強さがうなずけるし勝つことも難しいのもわかる。
そこに気づいたジャンギャル将軍は、指揮官として一流です。
融通の効かないゾロのハイネルが上官でなければ、相当ええ仕事しよるね。
いや、ただハイネルもゾロとはいえ全くの無能でもなく、キチンと論拠を見せればそれを認めるんで、ある意味人間関係の難易度の高さが、ストーリーの悲劇を生むと言うてもええね。
情報がロックされたまま突き進まざるを得んかったことを考えれば、ハイネルはようやったと思わされる。
情報がロックされた状態で苦しまざるを得んかったのは私も同じ、そのあたりは情状酌量の余地はある。
プライドと頑固さが、私との差かな。
全てがわかる人間はおらん。
持てる情報やおる環境の中で、最善を尽くさざるを得ん部分がどうしてもある。
私にとってあのストーリーの複雑難解さは、同級生の中ではコンバトラーVの二番煎じいう評価しかなかったボルテスの評価をかなり高いものにした。
それは、人間関係を読み解く思考訓練になったことが挙げられる。
子供が見る番組としては、相当難しいレベルなんよね。
子供にウケるのは、やはりメカニックデザインやストーリーの簡単さから、コンバトラーが圧倒的に優位になるのはやむを得ない。
ともあれ、ボルテスVにそこそこ使える波動かあってよかった。
あと、ベルガンが着とる鎧の材質マキシンガルも使えるかと思うたんじゃけど、これはちょっと無理みたいなんよね。