ここ3年ぐらいで社内業務がかなり複雑化したのと、ここ10年ぐらいで薬剤師としての業務業態がかなり変化してきた。
新薬も増え、社会情勢も変化した。
パソコンやスマホの普及で、一般人でも薬に詳しい人とかおるんよね。
以前は本で辞書ひくように調べとったもんが、スマホでちょいちょい。
また、私らの頃は4年で卒業じゃった大学も、今は6年になり久しい。
昭和60年生まれ現役の人から6年制になり、学ぶことも増えた。
今から日本に生まれ変わって、またそれを目指すかいうとそんとな気はしなさそうに思うんよね。
おそらく卒業までの労力は、うちらの頃の2倍か3倍ぐらいはあるんかもしれん。
今後予想されるのは、AI人工知能による使用薬剤の説明や適正化じゃのう。
医師や薬剤師に聞かんでも、ダダッとこれとこれをこう飲むとかになるんじゃろうね。
説明する人も、最低限しか要らんようになる。
そうした時にどうするかなんよね。
その最低限のメンバーに残るのか、また残れるのか。
その業務内容がどうなるのかなどなど、いろいろある。
多大な労力を必要として収入がイマイチなら、それはやるべきじゃない。
それより他に活路を見出して、打って出た方が10年単位で見たら正解かもしれんのよ。
あ、そうそう、私のやりよる多言語会話も、スマホの翻訳機がだいぶ進化してきていずれどこの人とも意思疎通ができるようになるじゃろう。
ただそれにしても、自力で話せる人の方がやはり外国人からすればありがたいと思うじゃろうし、そういうことからすれば外国語の能力はまだまだ価値があると見るべきじゃろう。
それから私がやろうとしとる農業なんかは、いくらAIが普及しようとしばらくは安泰じゃないんかねぇ。
例えばカイアポならカイアポも効能効果はこうですいうても、それじゃ現物はとなった時に、まるっきりありませんじゃ話にならんのよ。
農業自体は安い海外のもんがあるし、現役農家が大量引退する時期じゃけえ衰退する。
しかし、高付加価値の希少農産物は需要がある。
農産物は、誰かが作らにゃ話にならんのよ。
それが外国であってもどこであっても、生産されにゃ食べていけんようになるんよ。
ただ、同じ労力をかけても安くしか売れんのじゃったら、お金払うて買った方がええわ。
あと、気功波動の類もAI人工知能ではビミョーな調整はまずできない。
これからはAIによる代替不能なもんを考えて、そこに注力していくに尽きると思う。
知識データ量では、おそらくAIの方が上じゃろうし正確なんよ。
魂の民族でいうと、正確な暗記が得意のゾロがおる。
しかしゾロとて人間、必ずスキはあり間違いはある。
ゾロ得意業種に、AI進出は顕著になろう。
薬剤師業務も、得意なのはゾロの連中じゃ。
兵法の原則から言うても、勝ちやすいとこに注力した方がええ。
勝ちが難しくなるとこに固執したところで、全く益がない。
これが天地人の中の、天の時いうもんか。
ご時世じゃのう、世の中変わったのう。
この時期に農業へ向けての環境が整いつつあるいうのは、やはりそれが進むべき方向性なんよね。
環境の変化する時、今までのことが上手くいかんようになっていく。
状況が新たな環境に向かわせようとするんなら、それは天の声なんよ。
逆らわず、その通り受け入れようか。
天地人の地の利も、近場で畑が借りられることでその通り。
天地人の人の和も、近場で人が集まりつつある。
天の時、地の利、人の和、あとは兵法の定石通りじゃ。