テレビでやっとるダッシュ村、見た時に毎回思うのが至れり尽くせりのことなんよ。
羨ましいのう。
いろんな農作業やっとって、そのノウハウとか場所とか資金とかの提供者がおって、視聴者もファンになっていく。
トラブルが起きて困っても、それはこうすりゃええとか言う人が出て来よるけえ、何事もスンナリ進む。
売り上げの心配をすることもない。
メンバーがいろいろ奮闘する姿に、全国からファンが声援を送る。
ええのう、ええのう、羨まし過ぎる。
場所や資材設備なんかも全部揃うし、できたもんも料理して食べる。
昔やっとった子供番組ピンポンパンで、最後に出演したみんなにおもちゃくれるのと似たような羨ましさがある。
そこいくと私なんか誰も教えてくれんし、失敗して初めて学習することばかりじゃ。
何かをモノにしようとしたら、それこそ数年のスパンで考えにゃいけん。
私が取り組むことは、新規のこと。
ダッシュ村の人らにレクチャーする人がおるのは、それが既存のことじゃけえなんよ。
そういう意味で、仕方ないは仕方ない。
私の場合には、場所も資材も全部自分で手配する。
土地を借りたり、原野を切り拓いたり。
独立に向けて、経営として採算がとれるようなことも考えにゃいけん。
いろいろなことが問われるんよね。
テレビ局ならではの条件で出来上がっとるダッシュ村、そもそも私とコンセプトが違う。
まあ厳しい環境条件を克服してこそ、得られる経験値や喜びもデカいと自分を納得させるしかないのう。
ともあれ、私が編み出したカイアポの大量毎年連作は、今後の私らの状況を大きく変えてくれるじゃろう。