草を抜いとって思うことがある、これらを使うとええ資源になると。
草は場所によって、種類や生え方や量が違う。
開墾する前の原野、使うとる畑、畑として使えない原野と土地は3つに分かれる。
開墾する前の原野は、セイタカアワダチソウの極相林を切り拓くことが多いけえ、セイタカアワダチソウがたくさんとれる。
私の使う灰は、セイタカアワダチソウのセイタカ灰が一番多い。
そういう意味で、セイタカアワダチソウの極相林は私が刈り尽くすと減少していく。
セイタカアワダチソウがなくなると、これまでセイタカアワダチソウにより特定のミネラルが収奪されて減り、逆にセイタカアワダチソウが食べ残したミネラルが大量に余る。
そのセイタカアワダチソウの食べ残しミネラルを食べるのがイネ科雑草であり、今度はそれが優勢になる。
当然ながら、その生え方はセイタカ灰とは違う。
セイタカアワダチソウがなくなると、植物の相が変わり本来の日本固有の草むらに戻っていく。
さて、サツマイモは品種によって要求するミネラルが違う。
豆はあんまりうるさいこと言わずに、偏ったミネラルバランスを適度に調整してくれる。
豆によって調整された土地は、その後いろんなもんが育つ。
雨が降れば、どうしても草が生える。
それらを分別して灰にすることで、草ゴミがなくなり肥料としての灰になる。
セイタカ灰、セイタカ根灰、オオキン灰、木灰、雑灰と分けてみた。
今のところどうしても余剰になるのが雑灰なんじゃけど、それは灰を作れん人に輸出する。
セイタカアワダチソウの極相林も、畑にすることで生える草がまるで変わる。
土壌の、ミネラルバランスが変化したことがうかがえる。
荒れ放題の草むらも、手を加えることで見違えるほどになる。
今後の日本の農業衰退によって、荒廃する土地を再生させることを考えておく必要があるのう。