京阪神地区の新快速が、今年で50周年を迎えた。
私のような青春18きっぱーにとっては強力な助っ人であり、その恩恵はいろんな人達に及んどるんよね。
これは明石駅にあったもんなんじゃけど、初代は113系であり、ボックスシートでしょぼかった。
その後急行車両のお古のブルーライナーになり、そんでもまあボックスシートじゃけえイマイチ。
並走する阪神山陽電車なんかは転換クロスシートじゃけえ、酷鉄クオリティではどうもならんかった。
流れが変わったのが、この117系が登場した時なんよ。
今は末期色に塗り潰されて見る影もないんじゃけど、酷鉄としては破格の転換クロスシートになり、並走する私鉄に対抗できるクオリティに。
ただ最高時速が110キロで、後から頑張って115キロになったものの、そんだけ。
さらに、2ドアなのがイタかったんよね。
乗り降りが不便で、その後に出た221系が3ドアじゃったことでソッコー新快速から転落。
地方路線に転属になって。最近では廃車も発生し始めた。
その221系も最高時速120キロじゃったことで、時速130キロの223系が出ると新快速から転落した。
ともあれ技術の進歩で、特急並みの速度や快適な車内環境。
また、新快速から転落した車両が地方路線に転属することで、それが快速でなくてもその快適な車内環境がかなり広がった。
その転換クロスシートの座席は北陸線の521系や広島の227系にも取り入れられた。
また旧型の113系や115系のボックスシートを取っ払って転換クロス改造されたりとかで、やはり車内環境は大きく向上した。
そんなこんなで、私が東京から広島や九州へ行くにあたっても、快適空間を提供してくれた。
姫路に移転の後も、新快速で大阪までの通勤を快適にしてくれて、その車内ではまとまった時間てくつろげるけえ、執筆も進んだんよね。
これら4冊が、新快速通勤で書き上げたもんです。
新快速はそれ自体もさることながら、JR西日本の快適な移動に寄与するもんが大きく、九州に行き来するにもほんまありがたいねぇ。
今後も、その快適空間が広がることを期待します。
特に播但線で、朝1往復しかない転換クロスシート運用を、103系を追い出して広げてほしいんよね。
福塩線の、105系も追い出してほしいのう。
今後も、さらにまた新快速の波及効果が大きいものでありますように。