カイアポの大量越冬、今回も完全制覇にはならんかったね。
しかし、アドベンチャーゲームで言うと、かなりのエリアまでクリアしたことになる。
ラスボスの撃滅まで、あと少しなんよ。
言い訳をさせてもらうと、寒気の想定レベルを前回並みとしとったことがあります。
今回の強烈な寒波は、数年前にあったぐらいのもんであり、しばらくはなかったもんなんよ。
昼間の温室の温度が、日光でそれなりに上がることもあって、元気なまましばらく推移しておりました。
それで、この寒気の持続期間に今シーズン初の炭火をやりましたが、それで10度ぐらいまでは上げられます。
しかし、その後明け方にかけて室温は下がり、その対策も必要いうことになりました。
それは、ズバリ断熱材なんよ。
カイアポのつるを回収するにあたって、寒くなるにつれてダメになっていくのはわかるんじゃけど、そのダメになるなり方に違いがあるのがわかった。
断熱効果のあるもんがあれば、普通よりつるが長持ちしとるんよ。
今回の場合にはそれが枯れ草であり、夏の間草刈りしきれずにぼうぼうになり、それが秋に立ち枯れてカイアポのつるのとこにかぶったとこがある。
もうちょっと断熱効果の高いもんを使うて、保温することができればええんよ。
それで、ええもんがあった。
今回買うた家にある、使い古しの布団なんよ。
部屋をある程度暖めた後に、かぶせたったらええんよ。
これをやることによって、部屋全体の温度がどうあれ、イモの周囲だけには暖気が残る。
枯れることさえ回避できればそれでええんじゃけえ、最強寒波襲来の時だけそういう対応にする。
なるほど、今シーズンはその学習をさせるためのカリキュラムじゃったんね。
そういう意味でも、新しく買うた作業用の家は、その道具も揃える意味でも買うべきもんじゃったと言えるのう。
今年の私は巽宮回座で、全てが整う時期でもある。
この流れによって、カイアポ事業のまだパズルとしての埋まりきっとらんかったパーツがハマるいうことなんじゃろかねぇ。
まあそういうことなんじゃろう。
前回の巽宮回座の時には、仮住まいとしての姫路の借家での生活と、農作業の基礎が整うた。
整うたら、その次の来年はそれを整備する意味合いで八方塞がりにはなるんじゃけど、そこで内部をしっかり固めることができれば、その後安泰となる。
前回の巽宮回座から農業は発展し、いろんなことが確立した。
今回の運命周期では、今の設備で農業経営を軌道に乗せて、次回の運命周期にはそれを拡大させる。
そのために、運命周期の後半の鬼門の時期に思い切った不動産の買い取りをやりつつ、その後の衰運期に準備をすると。
なるほど、だいぶ見えてきた。
一昨年9月に左遷され、その時辞めようと思うたんじゃけど、動かずによかった。
やはり、もう1年は必要じゃったんよね。
それで迎えた今じゃ。
辞める時期も先月でなく今月、それも今回のこの強烈寒波を手薄な状況にして学習させるためじゃったんよね。
あとは生き残りのカイアポを手当てしつつ、来月からは本格的に畑を開墾しようと思う。
ええ経験じゃ、実にええ経験じゃ。
また一歩、前に進んだぞ。