姫路に来てから、手を尽くせる限りで侵略的外来生物を駆除して資源化してきた。
セイタカアワダチソウから始まって、アレチウリ、センダングサ、ヒメムカシヨモギなどの草。
ナンキンハゼのような木なんかもそうで、これらはアレチウリを除いて炭や灰としてしか使えない。
旺盛な繁殖力があるので、安定した資源として活用できるメリットがあるものの、本来日本には存在しちゃいけんもんでもあるんで、根絶の方向性へもっていくべきでもある。
ただ、使うても使うても減らないいうとこから、セイタカアワダチソウなんかは過度に駆除をくり返した場所では明らかに減ったことが見てとれるような状況もある。
私らが資源として使うことと日本からの根絶とを考えると、やはり根絶が優先とも思われる。
繁殖力と駆除力のせめぎ合いの問題でもあるんじゃけど、繁殖力が上回っとるうちはそのままの駆除でもええと思うんよ。
ただ、駆除力が上回ってきた時どうするかとか、炭や灰以外で利用価値が見出せるようになったもんに関してどうするかの問題も考えざるを得なくなってきた。
トウネズミモチなんかがそれに当たる感じになりつつあり、資源として使えるんで広げてええかいうとそんなこともなく、さりとてあればあったで利用できる。
自然に生えたもんに関しては、それを適正に管理して新たに増やさず、資源として使える果実は残らず収穫するいう方針でええのかと。
それを代々やっていき、拡散を防ぎながら活用もすると。
いかに資源でもザイニチなんで、ザイニチにはザイニチなりの管理が必要です。
ナンキンハゼなんかは公園のもんはさすがに切れんのじゃけど、それ以外は全部ブッタ切って焼き払う方針でええし、その炭や灰は木灰として特別何かあるわけでもない。
こういうのは後腐れないんで、全面駆除でええと思う。
その種類種類において、その特性や利用価値によって個別に対応していくことが大事になるじゃろう。
一つ言えることは、積極的に増やしちゃいけんいうことです。