先日不愉快なことがありまして、撹乱されました。
腹ただしいことはあっても、怒りをその場で爆発させるのは誰でもできる。
しかし、そこは爆発させるべきではないし、とすると我慢するしかないのかなとなる。
いや、我慢してもいけんのよ。
我慢したら、ストレスがかかって体に悪い。
撹乱者の毒を食らわず、巻き添えで毒を食うた人と一緒にすぐに切り離すのが正しい行動なんよ。
怒りを爆発させることは簡単なんじゃけど、それがなぜ悪いかいうと、その場におる人の心証を悪くしてしまうんよ。
毒を食ろうた人は患部になり、それを放っておくと深刻な病巣に発展する。
我慢し続けると、一過性なら耐えられても持続した時にその毒にやられていくんよ。
怒らず受け流して、ソッコーで切り離すいう事務的処理で仲間を毒から守ることができる。
まあそういうことです。
はい、それでは顛末を話しましょう。
前の職場におった、知り合いが声をかけてきた。
私のカイアポ農業での独立を聞きつけて、場合によっては参入したいいうことらしい。
知り合い集めて、みんなに話を聞かせてほしいとか言う。
それで自宅へ招待した。
職場のバイトの子と、そのカノジョまで来たのには恐れ入った。
なんじゃ、お前まで来たんかって正直思うたんじゃけど、一番考えがまとまっとったんはそのバイト。
ちょっとええ条件を持っとる人もおり、後輩はそこと手を組んでカイアポとかをやりたいふうじゃった。
しかし、そいつが毒虫じゃった。
やったことあるのかいうのと、科学的にどうなのかいうのを振りかざし話を潰す潰す。
バイトの子の提案もタタキ潰され、その案に対するレスもできんかった。
しかしそのバイトの提案は、現時点では上手い手の一つになりつつあるもんじゃった。
その提案を聞いた時、なんじゃこの野郎お前そこまで考えとったんか、大したもんじゃと思い衝撃を受けた。
後日、その提案に対する私の予め調べてあったことを伝え、その慧眼に感心したことを言うた。
思い切り撹乱されて論点がボケてしまい、わけわからんようになった。
仲間内の前やんとかおったら、相当激オコになって何しに来たんすか!ってなると思う。
それぐらいひどかった。
発揮人によるコンセンサスが取れとらんかったって言えばその通りなんじゃけど、その要因以上に撹乱ぶりのひどさは常軌を逸しとった。
もともと私の計画にはなかった人らで、ほぼ初対面の人が多かった。
あの毒で撹乱されて去っても、私には痛くも痒くもない。
その後冷静に対応して、発起人にあの人は不必要と一言だけ伝えて当人には今後一切連絡しない。
有利な条件で優遇されると思うとったにせよ、問答無用でバッサリ断ち切られては、もう手を組むことも弁明もできない。
まあええ歳をしてああいう動きに出る以上、もう直しようがないわ。
そのような固定化した毒は、仲間内に感染するのを防ぐため、静かに事務的に処理することが大事なんよ。
その有利な条件で目先得になることがあっても、必ずや裏切られる。
その時の損失の方が、かなり巨大になる。
病巣のステージは早期の方が治しやすく、病巣自体を作らなければ苦しまずに済む。
この場合、撹乱者の都合は一切関係ない。
発揮人としては、一緒に組めてと思うとったじゃろうし、多少もめても治ると思うたんじゃないんかねぇ。
そこらへん私は甘くはないんよ。
これで例えば、六崎さんそれはあんまりじゃとか言われても、その場におった人らは全員見て知っとるわけじゃけえ、どちらが悪いかはみんなわかる。
あんな撹乱されたんじゃけえって言えば、はいそれまでなんよ。
かつて軍律を破って敗戦した馬謖に対して、諸葛孔明は軍法に照らして処刑した。
馬謖の才能を惜しんだ者が嘆願したんじゃけど、耳を貸さずに処断した。
仲間を心底思うなら、侵入した毒虫はつまみ出すことが正しい。
これでバッサリやられた方はやられた方で、時間と交通費と労力をロスした上に機会を失うわけで、丸損いうことになる。
こういう不心得者への扱いは、撹乱の最中にはそうかわかったよ、あんたはうちらとは一緒にやりたくたいって言うとるんよねって思うてあげることなんよ。
そしたらそんなに腹も立てずに済むし、面白くないは面白くないにせよ、バッサリ切られる相手の方がもっと面白くないことになるんでそれでええんよ。
こういう決断力があったんで、毒親から潰されずに済んだ。
毒親いうても実の親、そんなの蹴倒して通ったんじゃけえ、赤の他人の毒虫なんかはその通り排除するだけなんよ。
毒の害を未然に防げたことに、ただただ感謝です。