ホームページ制作と販路構築を、全てサポートするいう東京は西✖️宿のサングロ✖️✖️いう会社からいきなり電話があった。
ホームページを作成中であり、まだそれほどオープンにはしとらん中でどこで検索したのか見つけて商談をしてきた。
聞けば福✖️厚✖️業務の会社であり、クロ✖️ズドサイトであると言う。
顧客は700万以上おり、富裕層が多いとか。
健康や安全性にこだわった生産者いうことで、私のカイアポにたどり着いたとか言う。
トウネズミモチ玉椿茶の新規販売も話し、その価格を言うとそんな一般的な値段で設定するなどとんでもないとか言う。
全て手数料は無料をずっと言い続け、ひたすらカイアポや玉椿茶を高く売ることを強く推す。
それで、最後にこのプログラムをやるには2年だけメンテナンス費用がかかり、それが100万とか。
それで、営業の者がおりますので話を聞いて欲しいとか。
すかさずネットで調べてみると、被害者が内容証明郵便を写真で上げており、詐欺業者間違いなしとなった。
会う約束をしたのは、どんな手口かを調べるためじゃった。
営業の人と会うて話を聞くと、サービスを受ける人は700万人以上プラス200万さらに✖️✖️とキタ。
おおお、ちょっとした10人に1人じゃんか。
さらにその営業さんが所属する会社も、数百名おるいう話。
そこで、私が切り出した。
いや、すごい人数でしかも富裕層がいっぱい、そしたら売り上げすごいことになりそうですね。
営業マンも笑顔になり、そうなんですSNSを見ていただいてもこの通り検索でもスパッと上位に出るんですよとご満悦。
あ、ほんとだ、すごいすごいこれはええ話ですねと合わせる。
その後で、そしたらこのメンテナンス費用なんかソッコーでペイできますよねとたたみかける。
そうですね、わりと早いかと思いますとほくそ笑む営業マン。
よし、わかりましたこのメンテナンス費用は現物で払うことにしましょう。
私がそう言うと、営業マンの表情が途端に凍りつく。
いや〜全てのサポートやってくれるわけですよね?それだけの利用者がおれば、そのメンテナンス費用なんかソッコーで回収じゃないですか、売るメンテナンスなんかチョロいチョロい。
い、いやあのその。
だってこの通りSNSでも上位じゃないですか、本社の人もカイアポと玉椿茶をめっちゃ褒めてくれてましたよ、そしたら現物払い全然OKでしょう。
まあそうした押し問答をくり返すも、頑なにそのラインを譲らない。
そこで、さらに次の手です。
そしたら、お宅のその会社で飲むお茶を私のお茶に切り替えて、その浮いた経費をメンテナンス費用に充てたらいいんですよと言うた。
数百人が間違いなく飲む社内でのお茶の切り替え、これこそ妙案妙案。
しかし、それも頑なに拒否する。
そして、向こうも最終談判に出た。
いくらなら払えますか?とキタ。
さんざん困った顔を見せて、そうねぇ10万ぐらいならあるいは。
いや、そんなことより現物払いとかお茶の社内経費で落とした方が満額ですよとたたみかける。
うん、え〜い、50万ならどうだとか営業マンが言うてきた。
まあそこらへんが、利益の出るギリギリのところなんじゃろう。
ただ、先ほどの内容証明郵便の被害者の話では、お金だけ払わせて何もしないいうこと。
何もせんもんに10万すら払う気すらないけえ、その値段で折れたとしても現物払いか経費で落とす方に持っていく。
人を雇い営業をさせ、会社の設備を運営するには、顧客1人から50万を取ってバックレるのが妥当なとこなんよ。
これで100万払うたら、ボロ儲けになって肥え太るんよね。
そんなにすごい販路なら、すぐに売れてお釣りも来る。
販売実態がなく、そのままお金取るだけじゃけえ、現物もろうてもお金に変えられない。
社内経費で落とすにしても、高く売れ言うて高くなったお茶買うたらその分高くつく。
それで、私の提示した条件を飲めんのよ。
お金と時間をかけて営業マンを動かして、これまでこういう対応されたことはおそらくなかろう。
すげえ断りにくい条件で、営業マンも相当ストレスがかかったんじゃなかろうか。
以前東京では、劇場型詐欺に関して煽り役と販売役の両方を振り回して、あれはあれで面白かったんじゃけど、今回のネット販売開業者を狙うた新手の詐欺を振り回すのも面白かった。
ネット広告を大々的にやる前の人の心のスキにつけ込んだ、この手のやり方はタブレットでネットを見せながらなんで非常に巧妙と言える。
新時代の、ネット詐欺の神髄を見た気がする。