退職前から、休日の昼飯の量をかなり減らしてはおった。
それが退職後は毎日休日みたいなもんじゃけえ、昼飯が慢性的に少ない状態が定着した。
最初はひもじかったんじゃけど、だいぶ慣れてくるとそれほどでもなく、晩飯がかなり美味しく感じられるようになった。
人類にとって、これまでの歴史は飢餓との戦いが多く、飽食の時代はそんなにあったわけではないんよ。
空腹に慣れとることで、その対策はだいぶ出来上がっとるんよね。
宗教ではイスラム教のラマダンの断食があるんじゃけど、ああいうのを参考にしながら個人的にアレンジしたらええんよ。
イスラム教の場合には、世界がイスラム教に統一された状態で、人類全体がどうやって断食すりゃええかで説かれとる。
じゃけえ、個人個人に合わせてじゃない。
断食の時期も全く食事をせんわけじゃなくて、飲み物はええし、食べてええ時間にはちゃんと食べるんよ。
イスラム教ではあとブタを食うたらいけんのじゃけどこれもいくつか理由があって、大きくは不潔なこととブタの脂が体に悪いことが挙げられる。
逆に言うと、綿密に火を通して殺菌殺虫するのと脂身を分離して食べれば安全であると言える。
他にも食べる動物の殺し方があるんじゃけど、屠殺の時の恐怖や悲しみなどのストレスを最小限にするために、頸動脈を切って失血死させるんよね。
一般的な殺し方では、ストレスによる毒素が肉に残る。
そこまでの理由は知らないにせよ、イスラム教徒はイスラム式に殺した動物の肉しか食べないし、それも戒律で決められとる。
いろいろあるんじゃけど、ムハンマドの時代にはそこまで細かく指示や説明はできんかったんよね。
戒律は厳しいんじゃけど、さらに細かくやるとかなり大変じゃけえ、一般人がザックリできることだけをまとめた感じになる。
ムハンマドの残したメッセージの中に、個人個人に合うた方法の雛形があるいうことなんよね。
さてそれで本題なんじゃけど、飢餓状態になると肉体は体内であるもんで済まそうとするんよね。
腸からは劣化したタンパク質を便として捨てるところ、再吸収再利用しようとする。
脂肪も燃やそうとするし、血中の燃やせそうなもんは燃やそうとするんよ。
体の中から削げ落としが始まり、ダブついとったもんはかなりなくなる。
また、消化することに使われるエネルギーもかなり節約される。
注意点としては、全くの絶食状態を長時間やらんことなんよ。
コツとしては、飲み物やそれに準じたもんをなるべくとり、軽い食べ物を食べるんよね。
イスラム教の断食も飲み物は飲んどるんで、それをやらんと内臓が食べ物を受け付けんようになり下痢するんよ。
ここ最近の食事は、朝食べて野良仕事に行きお腹空いたら夏みかんを食べて作業し、ひもじさに耐えれんようになってからパンを一個食べるだけにするんよ。
最近では夏みかんからトウネズミモチの玉椿茶に切り替えて、空腹時に飲むことでその効果もより大きくなる。
一連のことで昼飯に費やす時間や手間や消化エネルギーが削減でき、効率的なんよね。
ただ、雇われて仕事しとる人は無理なんで、やるとしたら休日だけやってみるとええわ。
成人病の類いも、だいぶなくなっていくと思う。