快楽物質ドーパミン、それが脳内に大量に放出されるとそれは至福の時を過ごせる。
このドーパミンの仕組みを理解し、その危険性も理解することで、その活用方法操作方法などを掴んでいくと、かなりのことができるんよね。
このドーパミンなんじゃけど、生き物としての本能が満たされると放出され、それは人間以外の動物においても共通なんよ。
しかし人間だけに限って言うと、目標設定と達成によっても放出されるんよね。
動物がやらない努力や訓練の苦しさに耐えてそれをやり遂げる背景には、その達成時にあるドーパミン放出を目指すことがあるんよね。
それは時には本能的欲求よりも上回ることがあり、私なども本能的欲求に走らないことからすると、目標設定と目標達成のドーパミンの方を選ぶようになっとるんよね。
それで、本を出したりする実績を積むようになっとるんよ。
ただ、一般的に何かの依存症になったりなりやすい人いうのは、目先のドーパミン優先になっとるんよね。
ポルノ中毒、薬物中毒、アル中、ギャンブル依存症、まあいろいろあるんじゃけど、それらを安易に手にすることによってより強い刺激を求めて動くようになる。
そのご褒美物質ドーパミンを、努力せずに求めるようになったことが依存症なんよね。
これで、ドーパミン受容体が減ったりドーパミン受容体へのドーパミンの結合自体が減りすることで、ますます深みにハマることなんよ。
こうしたいつもドーパミンがジャブジャブの人が、その状況から抜け出すにはドーパミンデトックスいう方法しかないようなんよ。
いつも楽しみにしとるその依存症の何かに対して、全くやらん日を１ヶ月に１日設定するんよね。
贅沢な食事に慣れまくった人に、おにぎりでもパンでもあげたところで、全くありがたみがないし美味しいとも思わない。
しかし過酷な環境で飢えた人にとっては、そのおにぎりやパンの美味しさは格別なんよね。
短期的ドーパミン放出行為を避け、長期的ドーパミン放出行為をやることによって、ドーパミンによる脳障害を避けたりその障害から回復したりできるようになるんよね。
