網干から相生への道のりは地図にはない難所の連続で、かなり消耗してしもうた。
目指すペーロン城にポポーもなく、なおさら疲労感がのしかかった。
竜野と網干の間の心臓破りのデカい坂に差しかかり、頂上付近まで来た時に山栗が散乱しとった。
おおお、これこそ山栗。
栽培種よりも一回り小さく、天津甘栗よりはちょっと大きい。
車道の山道には、こういう恵みがある。
車では見過ごすこともあるし、行きの時には下り坂の猛加速で見過ごした。
帰りの上り坂になると、今度はゆっくり見れてお宝ゲット。
毎年栽培種をどこかで落ちとるのがあれば拾うて来て、発芽させようと頑張った。
しかし、ことごとく失敗。
栽培種は弱いんかのう?
それに、栽培種は別の品種がないと実がつきにくいんよね。
しかし、野生の山栗にはそれがない。
発芽率もおそらく高いはず。
これを植えておけば、インフラが寸断された時の食糧確保にええじゃろう。
ともあれ、山栗のあるとこを覚えておけば、それはそれでまた拾いに来れる。
ポポーは残念ながら、山栗を得たことで相生ダッシュは成果ありとしとこうか。