勇者ライディーン、それをリアルタイムで観とったいうことは、歳がバレます。
さてさて、今回はこのライディーンに関して話をしたと思います。
これも好きではあったんじゃけど、使える波動がないのとボルテスVのように謀略の練習にもならんかったけえ、しばらくほっといた。
しかし、ここに埋もれるキラキラしたものに関して説明してみたいと思います。
この作品で得られる有益性は、古代文明に対しての思いをはせるいう意味での補助になることなんよね。
どゆことか、それはライディーンのその不思議な描写そのものが、明らかに現在の文明のもんじゃなかろういうことなんよ。
ライディーンの材質は、金属なのか生き物なのかようわからん感じなんよね。
人が乗るまではサナギのようなそうでもないような、なんか独特の形態で、人が入ってから金色から独自色になる。
その入り方自体も、おでこに貼り付いて吸収され、生き物の中を通るようにして着席する。
ラーイとか言うんじゃけど、口が生き物のように動く。
それまでのマジンガーZやコンバトラーVなんかは、明らかに鉄かその他の金属でできとることが丸わかりなんじゃけど、ライディーンはまず違う。
ムー大陸の技術でできとるんで、現在の文明の機械でないことだけは確か。
操縦方法も、他のロボットもんとは違う。
ガキの頃に、おぼろげながら過去のすごい文明があって、その失われた技術があるじゃろうって思いをはせつつ観とった。
亡くなったぽんたなんかもおそらく好きだったんじゃろうけど、それはあくまでメカニックとかをカッコええって思うとっただけのはず。
まあ確かに、こういう形態のロボットってないんよね。
ストーリー自体は敵の軍団が攻めて来て、後半はその大将のバラオが石像から出てきて復活。
そのバラオを、主人公の母親のムー人と力を合わせてシゴウして終わる。
そのムー人おっかさんが使うた文明の力がムートロンとかいうて、その後に出会うことになるカルト教団Kの中でのパイトロンとかパワトロンとかいう言葉に似とる。
カルト教団Kの基本書に、ムー大陸などの説明とかもあるんじゃけど、それらがスンナリ読めたのはこのライディーンなんかも一助にはなっとったじゃろう。
これもボルテス同様ビフォアガンダムとも言えて、前半の指揮官プリンスシャーキンなんかが、後のガンダムのシャアの原型なんよね。
シャーキンからシャア。
まあそんなこんなで、ふわっとした感じで救世運動への導き役にもなっとった感じなんよね。
いろんな意味で、あの頃は救世運動を応援しとったように思える。
なんだか残念な結果にやりきれんのじゃけど、失われた技術に思いをはせる意味で、ライディーンはそれなりに材料になるじゃろう。