中央塗装との話が急浮上してきた中、私の立場は将軍ではなく参謀になりますね。
本来、将軍と参謀を兼ねておる私。
今シーズンのカイアポの作付けやトウネズミモチの収穫などの面で、思い知ることは労力不足。
特にトウネズミモチの収穫に関しては、私一人での限界があり、せっかくの実りを全部いうわけにはいかんかった。
あそこにあるのはわかるのに、体は1つしかないけえ、とてもじゃないんじゃけど無理なんよ。
そうこうしとるうちに落下したり、鳥に食われたり。
しかし、中央塗装ならば人員はおる。
膨大な量がある網干の緑地帯なんかは、私一人ではまず無理なんよ。
自転車で移動しとる関係で毎日行けんけえ、遠隔地の不利がどうしてもある。
そこで社長の親父さんと一緒に行って見てもらい、おおよその見積もりをしてもろうたんよ。
距離数百メートル、植っとる様子とか作業方法とか剪定の具合とか。
これなら作業用の足場を組んで、そこに橋を渡すようにとかどうのこうの。
さすがに、作業手順の組み立て方は早い。
こういう場所の交渉の仕方もわかっていて、ここは県のこの部署の入札がどうのこうの。
むむむ、なんか話が早い。
これは、私には真似できん領域よね。
う〜む、私一人でそれなりに細くやろうとしとったことが、人員もおりゃ重機も設備もある。
こんなん、一緒にやった方がええわ。
私の得意分野で情報を流して作業も一緒にやり、それで地元の人しか知らんことはあちらを大将にしていう形になる。
こちらは献策に徹して、方針はあちらに任せよう。
そうなると、私は参謀じゃのう。
研究や経験に基づく情報は、かなりのもんが出せるけえ、そっちでまくった方がええわ。
やはり、一人では限界がある。
人と協力し合うてこそじゃ。