学生時代、薬学部でテストや実習が大変なところ、定期試験が前期と後期にあった。
中間テストや実習テストがポツポツあるものの、大がかりなテストの塊は年に2回。
ただその中で、みんなテストになると途端に憂鬱になる。
なぜなら、勉強しとる人はそんなにおらんのよ。
その中で、私も同じく勉強しとらんかったんよ。
しかし、理由は違うんよ。
みんなは、それなりにエンジョイしながらテストを迎え、私はバイトしながらテストを迎える。
夏休みが終わって半月すると前期定期試験、それで私はその半月で全部通すような動きに出る。
他の人らは遊びながら、エンジョイモードで夏休みを終えて、さらにその半月もその延長。
私はずっとバイトの緊張状態と、その後の試験前の緊張。
しかしエンジョイモードの人らは、夏休みが終わってすぐに緊張になれない。
なれるはずもない。
後期も後期で、こっちは冬休みが終わってやはり1ヶ月ぐらいすると、やはり試験。
それまで遊んでおった人が、冬休み終わってすぐに緊張状態にはなれない。
同じ勉強しない状態でも、事情が違う。
バイトで緊張しとった私は、速やかに勉強モードに移行する。
当然ハラハラする。
勉強やっとらんことは同じじゃけえ、最短で覚えにゃいけん。
授業にダラダラ出てもダメじゃけえ、その科目ごとの要点を理解するしかない。
ずっと緊張状態でおった人、バイトであれ勉強であれそうした人はテストで合格する。
それでも合格せん人は多重留年生であり、ちょっと感覚が違うんよね。
エンジョイモードの人らは、定期テストで通る科目もあり再試験で通る科目もあり単位を落とすこともある。
遊び過ぎて留年する人とかは、エンジョイモードがおそらく抜けんかったんよね。
浪人中に風俗に遊びに行く、そういう感覚にある意味近く、頑張るべき時に遊んでしまう。
遊びたいなら、別な時に遊ぶべきであり、やる時やらんかったらダメなんよ。
私もエンジョイモードではないにせよ、勉強はそれまでやっとらんけえ、休みの後のテスト前にやり方間違えるとヤバいことに変わりはない。
ここだけ、極度の緊張状態になる。
その後の休みは、ようやく解放されて次のバイトに向かう。
少し緊張がほぐれるんじゃけど、バイトでの緊張になる。
遊びのエンジョイモードを、緊張状態に戻すのは大変なんよね。
それなら、常時緊張状態に近い状態で強弱をつけるようにしといた方が楽なんよ。
それで何かに取り組み続ける中で、実績はずっと累積していく。
大学は勉強だけじゃない。
勉強もある程度大事なんじゃけど、それもやりつつの別なことへの取り組みは、将来的に財産になることがあるんよね。