私は全くの音楽家じゃないんじゃけど、それなりに音楽の素養があるんよね。
メロディを聞いて即興でそれを楽器でひけるいう特技があるんよ。
指導霊の関係でマヌの系統がそれなりにおるんよね。
さすがにマヌのIさんと比べると足元にも及ばんのじゃろうけど、その辺の一般的な音楽関係の人よりは造詣が深いんよ。
昨日会うたオルゴンのIさんももともと演奏家から転身して楽器修復になったんじゃけど、彼に比べても若干勝っとるじゃろうね。
彼がもうちょっと道を極めれば抜かれるじゃろうけどね。
今の彼は優れとるとしても常人が練習して真似すれば到達できるレベル。
しかしマヌのIさんは誰も真似できんレベルなんよ。
自分の技、自分の世界を構築するにはそれなりに時間や鍛練が必要なんよ。
オルゴンのIさんは何もなければそういうもんはつくれなかったじゃろう。
しかし民族の秘密を知り、オルゴンの秘密を知った今、その性癖を変えていくことによって新たな可能性が出てきた。
忍耐は必要、しかし必要以上の忍耐は時として悪になる。
彼がオルゴンの限界を破るのは、善悪二元論を極めた時かもしれない。