炭焼きでセイタカタウコギを焼いてみました。
正式名はアメリカセンダン草。
名前が示す通り帰化植物です。
U字型の洋服にひっつく種の植物で、田んぼによう生えとるんよ。
セイタカアワダチソウとは形が違う。
茎が太い関係で乾燥するのに1週間以上かかる。
燃え方が違うけえ、燃やし方もセイタカアワダチソウとは違うね。
圧倒的に量産できるのはセイタカアワダチソウ。
しかしエネルギーはセイタカタウコギの方が高い。
ヤブガラシの炭には及ばないものの、この炭の力も侮れんのう。
ミネラルバランス的にはヤブガラシとセイタカアワダチソウのコンビと同じぐらいのもんになる。
論より証拠じゃけえ、皆さんも焼いてみましょう。
炭と灰が繰り広げる世界、それで新しい農業を模索しましょうかね。
焼畑の場合は土地の有機質をも焼いてしまう。
灰は肥料の役割も果たすんじゃけど、地力を消耗してしまうんよ。
宮崎県の椎葉村では30年サイクルで焼畑をやっとるんじゃけど、一旦地力を使い果たした土地が回復するには二十数年かかるんよ。
1年目はソバ、2年目はヒエかアワ、3年目は小豆、4年目は大豆、その後は放置して二十数年。
そして30年前に焼いた土地に火を入れる。
私がやる炭と灰の農業はよそから持って来た炭や灰を入れるけえ、土地の有機質はそのままなんよ。
ミネラルのプラスオンの農業なんよ。
冬はえんどう豆を植えてみたいと思います。