放射能に有効な対策も立てられとらんのに、無責任に推進された原子力。
いくつか事故が起き、事故現場は仮の収束措置がとられ、事故前と完全に同じ安全レベルになったわけじゃない。
対応策は後手後手になり、応急処置と言うに相応しいもんばかり。
その作業中に予期せぬ事故が起きたりする。
先日も福島原発で３号炉の燃料プールに回収目的の鉄骨が落下した。
使用済み燃料棒が破損せんかったようじゃけえよかったものの、破損した場合にはさらなる汚染があったことじゃろう。
原発事故自体が想定外。
その後のことはさらに想定外。
その想定外の中の想定外を、遅まきながら想定せにゃいけんね。
今想定される危険性は、使用済み燃料プールの倒壊に基づく再爆発と、そのことによる放射性物質の飛散なんよね。
そんなこと起こるはずがないいうようなことが起きたのが福島原発事故であり、想定外の被害を受けた人達が実際に大勢おるんよね。
有り得んことが起き、その延長線上にさらに危うい毎日が続いとるんよ。
他にも何かあるかもしれんのじゃけど、それはまた考えにゃいけんね。
ともあれ、危険に備えとくことは大事なことなんよ。
