今後40年かけて行われる福島原発の廃炉、そこでその作業を担う作業員不足は、その程度によって事故被害が深刻化長期化する。
1割2割の不足なら数年の遅れで済むかもしれん。
しかし半数を超えると、影響はかなり大きくなるんじゃないんかねぇ。
9割超えてしまうと現状維持すらままならんじゃろうね。
事故処理廃炉作業が長期化すればするだけ予期せぬ事態が起き易くもなるじゃろう。
一番の問題はメルトダウンして行方不明になっとる燃料がどうなっとってどう処理するかなんよ。
建屋の下に水を入れとるんじゃけど、その底に沈んどるんじゃろう。
しかしそれを空気中に出すとヤバいじゃろうし、なんとか封じ込めたままでどこかに移送保管せにゃいけん。
しかも冷やし続けにゃ加熱して爆発する。
どういう技術力によるのかは別として、現在保管されとる使用済み燃料保管プールよりも大規模な冷却システムを作らにゃいけんようになるじゃろうね。
人も機械も容易に近づくことができん環境でどうするか?
カギは放射線遮蔽と冷却の問題である。