いよいよ梅雨の季節、今回の梅雨を参考に春先の作付け戦略の練り直しをしたいと思います。
最大の懸案は水やり。
露地で作物の作付けをするに際し、最もネックになったのが水の問題です。
プランターなら適度な水を少量あげとればよかった。
しかし露地ともなると大量の水が必要になり、なおかつ遠隔地になります。
そうなると、雨の少ない春先に植えてしまうと育たずダメになってしまうケースが目立った。
地面には常時湿っとるとこがあるんじゃけど、その部分まで根っこが到達するまでは土が乾かんようにせにゃいけんのんよ。
春先の作付けは発芽には問題ないんじゃけど、生育するための水の運搬が手間としてのしかかる。
マルチビニールシートで温度と湿度を保つにはコストがかかる。
手間とコストを削減するためには、やはり土地と季節の特性を知る必要がある。
そう考えると、梅雨時期は天が与えてくれた恵みの時期ですな。
1ヶ月ぐらい地面に湿り気があるのが続くのは植物にとって大事なことなんよ。
カボチャは4月後半から5月6月にかけて。
サツマイモは水が豊富なら4月、少ないなら5月6月に植えつけ。
3月にやるとしたら大豆ぐらいかな。
暑さの中で育つのは緑豆。
緑豆も4月ぐらいまでは育ちが遅く、繊維が硬くなるまで時間がかかり虫に食われてしまいよるね。
農業も季節、場所、地形、年などいろんな条件によって千変万化することを知る必要がある。
同じ条件のフィールドは1つもないんよ。
いずれにせよ、来年は堪えるべきは堪えて新たな作付け戦略を立てます。