今年始めた稲作なんじゃけど、たらいに土を入れて田んぼにした。
通常の田んぼと違うのはカエルが卵を生みに来んけえ、おたまじゃくしがおらんこと。
そのことによってアオミドロとボウフラが発生しよる。
まあ外敵がおらんけえ、当然じゃのう。
水中でうごめくのを見た時はどうしようか悩んだ。
水を捨ててしまうとかすりゃええんかとも思ったんじゃけど、流れ落ちずに残るやつが必ずおるんよね。
しかもせっかく肥料として灰とか銀杏の皮とか入れたのが流れてしまう。
そこで思いついたのが干上がらせ。
水を一旦干上がらせて土を露出させるんよ。
完全に乾燥させると稲が枯れてしまいよるけえ、水が無くなった時点で注水。
やはりその威力はでかかった。
ボウフラが全滅し、アオミドロも消えた。
水面にボウフラの死骸が浮いとった。
水を干上がらせると死ぬいうことは、ボウフラはエラ呼吸しとるようじゃのう。
アオミドロは環境が悪くなると、隣の細胞とくっつき接合子を作って次に備える。
外側の殻はそのまま放棄される。
殻はやがて腐って肥料になる。
大量の蚊になるはずじゃったボウフラも肥料に化けた。
再び蚊が産卵しようが、また干上がらせ。
これは面白いかもしれん。
ともあれ3月に田植えした稲はだいぶ育ちました。
来月ぐらいから穂が出てくれんかのう?
モミの収穫がいつまで引っ張れるかじゃのう。