仲間内には危険性を呼びかけとる福島原発3号炉。
どう危険か?
ズバリ状況がわからんことが危険なんよ。
間違いないのは核燃料が反応しとるいうこと。
崩壊熱だけで燻っとるんか、臨界状態が散発的にあるのかいうことが問題。
3号炉はウランとプルトニウムの混合MOX燃料。
1号炉の爆発は水素爆発とわかるんじゃけど、3号炉の爆発は明らかに違う爆発。
真っ黒な核燃料がキノコ雲を作った。
核爆発と見るのが自然じゃろう。
核反応が起きるには臨界に必要な分量がある。
爆発で飛散したもんと、そのまま落ちてきたもんがあり、落ちてきたもんは臨界量にはならんかったんで再爆発はせんかった。
しかし核燃料に含まれるウラン235とプルトニウムは高速中性子を出す。
これが核反応を起こさないウラン238に当たるとプルトニウムになる。
つまり放っておけば核反応を起こすプルトニウムが増える。
それがじわじわたまって臨界量に達することも考えられる。
それで臨界量に達して爆発するかもしれん。
核燃料の周りに水がたまっとると、高速中性子が反射されて戻ってくる。
それで飛ぶ中性子が増えれば核反応は進む。
核燃料は熱を発しながら溶けて流れて動いとるはず。
人が近寄れん放射線量じゃけえ、調べようがない。
爆発したとして、放射性物質がどれだけ飛散するかもわからん。
また、爆発した場合に原発敷地の放射線量が高くなり過ぎ、人が立ち入れんようになり、他の炉が制御できず暴走するかもしれん。
一連の反応で、最悪東日本を立入禁止にして放棄せざるを得んようになるかもしれん。
その時どうなるか。
被曝して死ぬ人もおろう。
人々が避難する時、大混乱になることも想定される。
避難の目安は半径300キロ圏内。
また、諸事情で避難できん人もおろう。
現時点では放射能を帯びた湯気の噴出。
最大2シーベルトの湯気。
ともあれ最新の情報を入れつつ、万一の時に備えて関東東北からの脱出を考えないと、政府はよほど重大な状況にでもならん限り、真実は発表しないはず。
身を守るのは個人の判断と行動しかない。