韓国南西部・珍島沖で沈没したセウォル号の積載貨物量が、傾いた場合の復元力が維持される基準の約2倍だったとみられることが昨日、分かった。
急旋回が直接の事故原因とみられているが、過積載によって、傾斜すると極めて危険な状態なまま航行していた可能性がある。
韓国の船舶等級格付け会社が実施した復元性検査の資料を入手した野党・新政治民主連合の金瑛録議員が明らかにした。
「復元性」は、船が傾きに持ちこたえ、元の姿勢に戻れる能力。
同社は、セウォル号が2012年10月に日本から売却され、改修がほぼ終わった13年1月に検査を実施した。
事故当時の積載貨物量は約2000トンと推定されているが、検査では復元力を維持するための上限は987トンと評価されていた。
重量オーバーと避難誘導の不備が重なり、大惨事になったんよねぇ。
どちらかでもまともだったらと思うと、なんかやりきれんのう。