東京都議会でみんなの党会派の塩村文夏都議(35)に対しセクハラともとれるやじが飛んだ問題は、発言から5日目の昨日、自民党の鈴木章浩都議(51)が発言者であると名乗り出て謝罪した。
しかし、鈴木都議が認めたのは「結婚した方がいい」という発言だけで、ほかのやじについては否定。
問題のやじから5日が経過し、ようやく発言を認めて謝罪した鈴木都議。
昨日日午後に開いた記者会見では、謝罪が遅くなった理由を何度も問われたが、「(自分が言っていないやじも)一緒になって報道されていたので、お話しする機会を失ってしまった」という弁明に終始した。
普段の知事定例会見を上回る大勢の報道陣が詰めかけた東京都庁の会見場。硬い表情で姿を現した鈴木都議は冒頭、おびただしい数のカメラのフラッシュを浴びながら深く頭を下げた。
問題が起こった後、鈴木都議は「やじの発言者ではないか」と報道陣からたびたび取材を受け、その都度「私ではない」と否定していた。
それだけに何度も「なぜ嘘を」と問われたが、「謝罪の機会を逸してしまった」と謝罪を繰り返すのみだった。
問題となったやじを発言した理由は「塩村議員を誹謗(ひぼう)するつもりではなく、少子化とか晩婚化が問題となっている中で、早く結婚した方がよいのではないかと思った」と述べ、報道陣から失笑が漏れる一幕もあった。
19日の自民党のヒアリングにも嘘をついたのかと問われると「そうですね」と力なく答えた。
また、やじを発した都議は複数人いるとみられ、誰が同調したか把握しているかどうかについては、「他の発言は確認していないが騒がしかった。私が引き金となって申し訳ない。初心に戻って、この状況を払拭するため、がんばりたい」などと述べるにとどめた。
鈴木都議は青山学院大学法学部卒。
大田区議を経て平成19年の都議選で初当選し、現在3期目。
都議会では総務委員会副委員長を務めている。
24年8月には戦時中に起きた疎開船遭難事件の洋上慰霊祭に参加し、尖閣諸島に上陸したこともある。
ホームページでは「女性が働きやすい社会の実現」も訴えていた。
まあ今回のことで随分顰蹙を買ったよね、この人。
事務所には生卵が投げつけられとったけえ、怒っとる人は相当おるぞ。