政府は18日、薬物乱用対策推進会議(議長・森雅子内閣府特命担当相)を官邸で開き、脱法ドラッグ対策の強化に向けた緊急対策を決定した。
緊急対策には脱法ドラッグを「指定薬物」に指定する手続きの迅速化や、販売店舗への一斉取り締まりの実施などが盛り込まれた。
森氏は会議で「脱法ドラッグの乱用による交通事故などの問題が後を絶たないが、絶対に許されない。
根絶の取り組みをさらに力強く進めたい」と述べた。
会議では、脱法ドラッグを指定薬物に指定する手続きを迅速化するため、パブリックコメントなどの手続きを省いて指定できることを確認。
警察や地方厚生局の麻薬取締部、自治体の衛生部局などが連携し、脱法ドラッグ販売店への積極的な立ち入り検査を実施するとした。
危険性の啓発については、指定薬物に該当しないものでも危険性があると判明した段階で、国民に速やかに周知する。
夏休み期間を踏まえた重点的な広報活動も展開する。
脱法ドラッグが危険性の高い薬物であるとの認識を根付かせるため新たな名称を募集、22日にも新名称を公表する。
脱法ドラッグ、ほんま危ないのう。
事故で紙面をにぎわすことがないようにしてもらいたいもんじゃ。