薬事法上の指定薬物として使用などが禁止された危険ドラッグを所持したとして、愛知県警は昨日、同法違反の疑いで県警津島署交通課巡査部長、北折学容疑者(44)同県扶桑町小淵を逮捕した。
「ストレス解消のため、昨年7月ごろからインターネット通販で危険ドラッグを購入し、使用した」と話しているという。
逮捕容疑は25日午後2時半ごろ、岐阜県羽島市で「MN―18」と呼ばれる指定薬物を所持した疑い。
県警薬物銃器対策課によると同日午後、愛知県一宮市の店舗駐車場に北折容疑者の制服や運転免許証などが入ったバックが落ちており、店員が110番。
中から空になった小瓶3本とアンプル31本注射器が見つかり、アンプルに付着した粉末が大麻に似た作用のあるMN―18と確認された。
北折容疑者は同日、当直勤務後に署をバイクで出てバックを紛失。
尿検査で薬物反応は出なかった。
取り調べに対し、「小瓶に入った液体の危険ドラッグを使っていた。
注射器で吸い出し、飲料に混ぜて飲んだ」と供述。
一方、「アンプルはおまけで付いてきたもので、中身の粉末は捨てた」と釈明したという。
小瓶の危険ドラッグは現行の規制の対象外とみられる。
北折容疑者は1997年採用。
津島署で交通事故捜査を担当し、勤務態度は真面目だったという。
同課は購入、使用の実態や流通ルートを捜査する。
伊藤昇一警務部長は「危険ドラッグが大きな問題となる中、警察官が逮捕され深くおわびする。今後、厳正に対処する」とのコメントを出した。
いろんなとこに薬物汚染は広がっとるのう。
これで危険運転するような車とかは気いつけにゃいけん。
物騒な世の中になったもんじゃ。