六崎太朗の0ヘルツ波動

波動強化人間としての波動パワーを駆使したあれこれ、健康や農業などいろいろ応用可能です。

映像の力に反映したスーパーVHSの裏技。

昨日の話の続きです。

映像には水平解像度とS/N比の問題がありました。

これで学生時代の私にとってかなりの刺激になったのがスーパーVHSの登場でした。

水平解像度はテレビの解像度330を上回る400本。

しかしそのテープは高かった。

私はVHSのテープの裏面の溝の一番左に孔を開けることでスーパーVHSモードになることを知ると、とにかくVHSのテープに孔を開けまくって録画した。

確かにS/N比は下がるものの、VHSの3倍モードに比べて劣化が少ないのと、解像度が高いことで画面がシャープになり、スーパーのテープに近い映像が楽しめた。

さらに調子に乗ってVHSのテープのスーパーモード3倍にしたところ、画像の輪郭の右端に、右方向に向かって楔形のノイズ、反転ノイズがおびただしく現れ、チラチラがひどくなった。

ちょうどトラッキングが合うとらんような、またそれともちょっと違うような、とにかく実用化不可の映像。

もともとVHSのテープは水平解像度200本でS/N比がちょうどええように出来とる。

スーパーモードは400本、じゃけえ倍の容量にされ、さらに3倍モードじゃけえ、合わせて6倍。

そこまで引き伸ばされてはテープが悲鳴をあげるのも無理はない。

しかしVHSテープのスーパーモードの標準モードはスーパーのテープの3倍モードより安くてきれいじゃった関係で、バンバン録画した。

録ったやつを見てはすぐ消すようなのは、反転ノイズさえ気にしなければVHSモードの3倍よりもきれいじゃけえ、そういう録り方もした。

このスーパーVHSの裏技は、水平解像度が上がるとS/N比が下がるいうことを、実際に確認できたいうことで、非常に有意義なことじゃった。

さらにこのスーパーモードで録画する時期には、テープの性能も向上し、スタンダードがもともとのハイグレード並みになり、ハイグレードはもともとのプログレードぐらいになり、ハイファイが消滅しとった。

スタンダードでもスーパーモードでそこそこきれいな映像になり、ハイグレードならスーパーのテープに肉薄するような感じで録れた。

バックコーティングと言われる帯電防止用のカーボンをテープ裏面に貼りつけることで磁性体の充填を上げる技術もだいぶ進化した結果なんよ。