昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」が24年かけて完成し、宮内庁の風岡典之長官が昨日午後、皇居・御所で天皇、皇后両陛下に奉呈(献上)した。
一部を黒塗りして公開した大正天皇実録とは異なり、内容を伏せずに、9月中旬に公表する。
太平洋戦争開戦から終戦の決断に至る過程など、激動の昭和史をめぐる新事実の有無が注目される。
同庁書陵部によると、実録は1901年の昭和天皇誕生から、89年の87歳での逝去、大喪の礼などの出来事を年代順に記録した。B5サイズの和製本で、本文は計60冊、目次・凡例1冊を含めた全体で計1万2137ページ。
明治天皇紀の約1・5倍の分量で、歴代天皇で最長となる。
これまでの天皇実録は文語体だったが、初めて原則として口語体を採用した。
編集作業は90年に16年計画で開始した。
これまで2度、計8年間の延長を経て、今年3月に終了。
4月から校正などの最終確認を行った。
すごい費用じゃのう。
歴史的には価値があるんじゃろうのう。
今の天皇のやつって薄そう。