小渕優子経済産業相は昨日、関係政治団体の不明朗な収支問題の責任を取って辞任する意向を固め、安倍晋三首相周辺に伝えた。
明日にも首相に辞表を提出する。
首相は後任の人選を急ぎ、混乱の早期収拾を図るが、2012年12月に発足した第2次政権で初めて閣僚が辞任することで、長期政権を目指す首相には大きな打撃となる。
小渕氏は昨日午後、経済産業省に登庁。
その際、記者団に「今やらなければならないのは、私自身の問題でしっかり調査をすることだ」と事実確認の作業を急ぐ意向を示し、自身の進退には言及しなかった。
ただ、当初公務として予定していた愛知県での国産小型ジェット旅客機の完成式典への出席は取りやめた。
一方、首相は同日午後、イタリアから帰国し、首相公邸へ直行。
小渕氏の辞意を踏まえ、周辺と対応を協議した。
公邸を出る際、小渕氏の進退について記者団から問われたが、終始無言だった。
混乱が長引けば、国会審議や経産相が所管する原発政策などに影響が出かねないことから、首相は小渕氏を慰留しないとみられる。
これに関し、政府関係者は昨日、小渕氏が明日にも辞表を提出するとの見通しを明らかにした。
首相周辺も「ずるずると引っ張る話ではない」と述べ、早期辞任で混乱を収拾すべきだと指摘。
自民党内でも「傷が浅いうちに早く辞めた方が本人のためにもいい」(閣僚経験者)との声が強まっていた。
今回の小渕大臣の辞任が、ウソつき安倍政権の早期退陣につながればと思う。
強い野党育たんかな?