インドネシアのスラバヤからシンガポールに向かう途中、消息を絶ったエアアジア機について、インドネシア救難当局は昨日、カリマンタン島南西部の海上で、機体の残骸を発見したと発表した。
同機は付近の海上に墜落したとみられる。
複数の遺体も見つかり、3人の遺体が収容された。
救難当局は、捜索活動をこの海域に集中し、夜を徹して残骸の回収や遺体の捜索、発見を急ぐ方針。
国家遭難救難庁のスリスティヨ長官は「残骸はわれわれが探している(エアアジアの)航空機のものと確認した」と述べた。
当局者によると、残骸が発見されたのは、エアアジア機が消息不明となった位置から東に約10~20キロ。
金属プレートや航空機の緊急脱出口に似たものが見つかった。
付近の水深は25~30メートルで、海中には機体のような影も確認された。
救難当局は、乗客のものとみられる旅行バッグや、酸素ボンベを回収。
酸素ボンベからは、エアアジアの機内にあったことを示すシリアルナンバーが確認された。
一方、残骸を発見した空軍機に同乗したAFP通信のカメラマンは、海上でライフジャケットや救命ボートのようなものも見えたと述べた。
ジョコ・ウィドド大統領は、現場を航空機で視察後、スラバヤの空港で記者会見し「乗客乗員の収容に集中する。乗客らの家族がこの不幸に耐えるよう祈っている」と述べた。
大統領は乗客の家族とも対面した。
遺体数について、AFP通信は海軍当局者の話として40人以上が収容されたと報じたが、その後この当局者は収容者が1人だったと修正。
インドネシアメディアは7、80人の遺体が発見されたと伝えた。
やっぱり墜落してたのね。
気の毒に。