ウクライナ東部で停戦入り後も続く戦闘で、ロシアと親ロシア派は昨日、ポロシェンコ政権による国連と欧州連合(EU)への平和維持軍の派遣要請は「停戦合意に違反する」と一斉に反発した。
停戦5日目も、ドネツク州デバリツェボや州都ドネツクの国際空港などで戦闘が続いたもようだ。
ウクライナのクリムキン外相によると、ロシア、ドイツ、フランスを含む4ヶ国首脳は昨日、電話会談し、近く外相会談を開くことで一致した。
ウクライナ側は平和維持軍の問題を提起する見通し。
ロシアと親ロシア派は、欧米部隊のウクライナ東部展開は容認できない立場とみられる。親ロシア派は停戦合意前、ロシア主体の平和維持軍の派遣を要求していた。
インターファックス通信によると、ロシアのプーチン大統領最側近のナルイシキン下院議長は「新たなミンスク停戦合意は(平和維持軍を)想定していない。停戦合意の崩壊の要因になる恐れがある」と警告した。
停戦が停戦にならんとはひどいのう。