東日本大震災の津波で被災し、不通となっていた宮城県女川町のJR石巻線浦宿~女川間(2・3キロ)が昨日、震災後初めて運転を再開した。
これを記念した式典も開催。
祝福ムードの中、一番列車は多くの町民の歓声を背に、復興に向けて走り出した。
石巻線は小牛田(同県美里町)と女川を結ぶ約45キロの路線で、震災直後は全線不通となった。
津波で被災した女川駅は震災前より約200メートル内陸側に移設。
駅舎は世界的な建築家の坂茂氏がウミネコをモチーフに設計した。
午前6時過ぎに列車が駅に到着すると、待ちわびた町民らから歓声が上がった。
須田善明町長が運転士に花束を手渡し、6時12分に発車。
大漁旗がはためく中、送り出された。
記念式典で須田町長は「復興を通じて新しい価値を生むことが、4年前に旅立った人の無念に応える唯一の道。全力で取り組む」と力を込めた。
竹下亘復興相は復興状況を築城に例え「今は大手門か三の丸。本丸は町民が帰ってくることで完成する」と話し、人口が震災前から約3割減った町に活気が戻ることを願った。
町は今後、駅周辺に商店街などを整備。
震災遺構として保存される旧女川交番周辺には公園を設ける予定。
人口も減り、どうするんじゃろうね?
あんまり希望が持てんような気がする。