経済産業省は昨日、有識者で構成する長期エネルギー需給見通し小委員会に、2030年度の最適な電源構成(ベストミックス)の原案を提示した。
焦点の原発依存度は20~22%。
東日本大震災で福島第1原発事故が発生する前の10年度実績の28・6%から低下するが、運転コストが安い原発は電力の安定供給に欠かせないと判断し、大幅な比率低減は見送る。
再生可能エネルギーは22~24%と13年度実績の10・7%から倍増し、原発を上回る。
内訳は太陽光が7・0%、水力が最大9・2%など。
原発を代替している火力発電の比率は、地球温暖化への対応なども考慮し、13年度実績の88・4%から50%台半ばに低下させる。
火力の燃料別では、液化天然ガス27%石炭26%、石油3%とした。
電源構成は政府のエネルギー政策の方向性を示し、電力会社の事業計画の目安となる。
5月中にも正式な電源構成を決定する。
政府はエネルギー基本計画で、原発依存度を可能な限り下げ、再生可能エネルギーを最大限導入する方針を明記している。
福島であれだけの事故がありながら、原発をやめないとは。
未来の世代にツケを回す原発は即刻やめるべきなんよ。