私が最初に見た大河ドラマ、それは、風と雲と虹と。
これは承平・天慶の乱を描いたもん。
平将門と、藤原純友が台風の目。
平将門は、私の実家近くの人で、私の実家は将門とは親戚で、将門と戦い負けたんよ。
発端は、実家の先祖が悪いんよ。
将門の土地を横領着服。
そこから一族の抗争が激化。
関東一円を巻き込む乱へと発展。
将門は謀反の首謀者として討たれてしまう。
あの頃の世相は公家の専横がひどく、民が苦しむ腐敗した社会。
そこへもって土地をかすめ取られたら、世の中おかしいってなるわな。
将門は純心じゃった。
純心過ぎた。
障りとかの概念はなかったじゃろうが、正義の概念はあった。
将門の土地を横領した親戚一堂、やり方がずるい。
うちの実家や、インチキ放射能手抜き測定野郎n崎、学生時代のろくでなしどもと発想は一緒。
あの頃からこんなことやっとったんかいってな感じで、改めて地元茨城の土地がら、性格の悪さを目の当たりにした。
私がリアルタイムで見たのは小学校2年ぐらい。
将門の活躍を毎回楽しみに見とった。
将門以外がろくでなしじゃいうのはわかるんじゃけど、難しいことはわからんかった。
将門が勝つと、実家の連中をやっつけたような感じがして気分が晴れた。
しかし、その正義の味方の代表選手のような将門が、最終回で負けて死んでしまう。
将門の弟が兄者~って叫ぶ姿がかわいそうでならんかった。
ちょうど特撮ヒーローでも、アクマイザー3が最終回ゲベルを倒すのと引き換えに、大魔王ガルバーの呪いにかかりやられてしまうのがあった。
あの正義が立て続けにやられたのを見て、非常にショッキングじゃったし、正義でも負けてしまうこともあると思うと悲しくなった。
なぜ将門は負けたのか、しばらくわからんかった。
しかし、漠然と悪いやつらが多かったことはわかったんで、障りに負けたことはぼんやりわかった。
あと、当時わからんかったもう1つの理由、それは天皇を名乗ったことなんよ。
腐敗した朝廷に憤り、新しい天皇、新皇を名乗った。
これで日本神道系の怒りを買うたんじゃのう。
日本神道ろくでもねぇ。
天皇を名乗らず、支配地域を広げたらよかった。