神戸市須磨区で1997年に起きた連続児童殺傷事件の加害男性の手記を出版した太田出版(東京都新宿区)は昨日、「加害者の考えをさらけ出すことには深刻な少年犯罪を考える上で大きな社会的意味があると考えた」などと出版意図を説明する岡聡社長名の文章をホームページに掲載した。
事件の遺族側から、説明がないまま出版したことに批判があることについて「重く受け止めている」とした上で、「ご遺族にも出版の意義をご理解いただけるよう努力していく」としている。
確かに出版社としては話題性がある内容じゃけえ、出したかったんじゃろう。
しかし、内容はともかく遺族の了承を得ないままの出版はいかがなものか。
遺族と協議し、こういう意図で出したいいうことで了承があるならまだしも、単に元少年A酒鬼薔薇聖斗の自己満足のためだけの出版はひどいと思う。
遺族は殺され損、出版され損になる。
出版社も同罪じゃのう。