太平洋戦争末期、多くの住民が巻き添えになった国内最大の地上戦が展開された沖縄県は、昨日戦後70年の節目となる慰霊の日を迎えた。
最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で県主催の沖縄全戦没者追悼式が行われ、平和の誓いを新たにした。
翁長雄志知事は政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設について、強い調子で中止を求める異例の平和宣言を行った。
追悼式には安倍晋三首相や衆参両院議長らのほか、昨年に続いてケネディ駐日米大使ら約5400人が出席。
犠牲者の冥福を祈り、正午の時報に合わせて1分間黙とうした。
式典では、昨年12月に就任した翁長知事が初めて平和宣言を行い、「一人ひとりが積極的に平和を求める強い意志を持つことが重要だ。恒久平和の発信地として輝かしい未来の構築に向けて全力で取り組む」と誓った。
また、普天間移設について、「反対の民意は示されており、辺野古に新基地を建設することは困難だ」と強調。
その上で「固定観念に縛られず移設作業の中止を決断し、政策を見直すことを強く求める」と訴えると、来場者から拍手が上がった。
知事の力だけでどうなるんじゃろうね?
沖縄の基地の問題は難しいもんがあるんよね。