六崎太朗の0ヘルツ波動

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フランスでテロ首謀格狙い拘束作戦。容疑者か、2人死亡。女が自爆で7人確保。

フランス警察は昨日午前4時20分(日本時間午後0時20分)ごろ、パリ郊外サンドニの集合住宅で潜伏していた同時テロ容疑者の拘束作戦を実施した。

女1人が自爆するなど容疑者側の2人が死亡、7人が身柄を拘束され、約7時間後に終了した。

警察筋は首謀者とされるアブデルハミド・アバウド容疑者の身柄確保が作戦の目的だったと説明した。

女はアバウド容疑者のいとことみられ、死亡時に自爆ベストを起動させた。

容疑者グループと警察特殊部隊の銃撃戦で、警官側にも3人の負傷者が出た。

アバウド容疑者は当局の警戒対象で、過去にシリアに滞在していたことが確認されている。

作戦には特殊部隊110人が参加した。

仏検察はメディアに、押収物の分析などを通じてアバウド容疑者がアパートにいる可能性が高まったため作戦を実行したと説明した。

ただ拘束者の中に同容疑者はいないとの報道がある。

潜伏現場は、容疑者とは無関係とみられる30代の一般男性が住む部屋で、容疑者グループは知人を介してこの男性宅での滞在を依頼したという。

作戦開始に当たり、男性は地元テレビの取材に「ベルギーから来た男2人を短期間泊めてくれと頼まれただけだった。親切心があだになった」と語った後、、警察に伴われ現場を立ち去った。

作戦が始まった時、拘束された7人のうち男3人はこの男性宅に滞在していた。

これ以外の2人は部屋を貸した男性とその知人女性で、残る2人が事件の容疑者かは不明。

作戦が行われたサンドニには、同時テロで容疑者3人が自爆した競技場がある。

事件ではアバウド容疑者のほか、実行犯が少なくとも8人いたことが分かっており、このうちサラ・アブデスラム容疑者は逃亡中とされていた。

さらに9人目の共犯者も浮上していた。

仏政府は昨日、同時テロの犠牲者129人の身元確認が終了したと発表した。

在仏日本大使館によると、この中に邦人は含まれていない。

オランド大統領は作戦後の演説で「テロでは将来ある全ての若者が狙われた」と述べ、治安対策に万全を期す意向を強調した。

実行犯の全容は、未だに不透明じゃのう。

報復の空爆も、まるで戦争じゃ。

しばらく続くのう。