今日も海辺の原野を開墾して、イモを植える畑を作っておりました。
冬枯れの雑草の山を、セイタカアワダチソウ中心に持ち帰り、焼却。
セイタカアワダチソウは毒があるんで、焼くしかない。
そのミネラルは、他の畑の肥料になります。
カヤツリグサなんかも根っこが強烈で、剥がすのに苦労します。
この時期は肉体労働に適しております。
カチンカチンの地面を掘り進み、でかい石に邪魔されながら、こんな感じで畝を作ります。
この写真は、今日の作業前の状態。
とりあえず、これまで何回かに分けて耕しました。
葦の群生場所と、野バラは避けながら、ひたすら耕す。
無心になって耕し、整備する。
写真のクーラーボックスで海水を汲んで、耕した後で畝に撒きます。
それが今できること。
畝に撒いた海水は、春までの雨で塩分は洗い流される。
春にはええ土になっとるじゃろう。
セイタカアワダチソウを焼くことでできるお湯や灰は、また違う形で恵みをもたらす。
自然な循環型のやり方こそ、半永久的にできることなんよ。
資源を使い捨てにする農業は、いずれできなくなる可能性がある。
循環型の農業は、お金もかからない。
高価な作物ができるかどうかは別として、まずは自分の食べるもんの自給。
商売にするのは、さらに先じゃのう。
私は農家として商売するいうより、作付けノウハウを確立させて教える感じかな。
日本の農家の大量引退の時期とTPPで、農業は衰退する。
それで外国からの食糧が途絶えれば、日本は飢える。
そもそも他人様が作ったもん食べとるんよねぇ。
それにあぐらをかき、食糧生産の大変さを知らん人ばっか。
自分の食いぶちを、自分でなんとかできん人ばっかじゃ。
ともあれ、原野を切り開き、豊かな実りをもたらすことができるようになれば、日本の農業がダメになってもなんとかなるじゃろう。
さて、今年はどんだけ育つことか?
どんだけ原野を畑にできるかで、結果は変わってきよる。
3月まで頑張ります。
植物の力と太陽の恵みなくしては、何もできません。
自然に感謝です