九州は、福岡に仲間内のたけした君がおるのもそうじゃが、溶岩や農作物、魔法陣などで、いろいろ用事が多い。
しかし、何度も行くうちに主要幹線や、中央を横断する路線は、かなり土地勘を掴んだ。
学生時代は金沢から茨城、本を出してからは東京から広島までを普通列車で移動することが多くなり、必然的に交通事情は詳しくなった。
学生時代のルートは、新幹線開業の影響でだいぶなくなってしまい、今は米原経由の東海道路線しかない。
往時の他ルートは役に立たんようになりよったんじゃけど、さりとて全くムダではなかった。
中国地方のメンバーが、私と九州まで同行したりしたこともあり、その人らは新幹線以外のルートも詳しくなった。
来月、抗がん剤闘病中の柏のぽんたが、九州のたけした君と成田で会うらしい。
それはそれでラッキーなことではあるんじゃけど、やはり一度は普通列車でじっくり遠出した方がええ。
遠方の知り合いとは、会うだけで貴重。
面識の有無は大きな差になる。
電話でのやりとりは限界があるし、そのことも一度面識があるだけで、実際に会うのに近い効果を得られる。
ぽんたは、広島ぐらいまでは行ったことがあるにせよ、その先は未知の土地。
私も東日本大震災までは、九州の東ルートは未知じゃった。
しかし、あの時大分まで行ったことで、その後の南九州へ行くための足掛かりになった。
JRは大分から先と熊本から先が、普通列車ではアクセスが悪い。
たけした君のとこも、最初はどこ走りよるかさっぱりわからんかった。
一度行って、交通事情がわかる人は幸いじゃ。
わからん人もおるんじゃろうけど、苦労して行ったことは忘れん。
実現可能かは別にして、一度できるだけ遠くへ行くことを普通列車でやるべきじゃ。
比較的時間の余裕がある学生時代がええのう。
私の心残りは盛岡青森間がJRのうちに、北海道に渡ることができんかったこと。
そのうち東北本線が分断されて、福島原発まで起きてもうた。
仲間内の東西交流はあんまりないんじゃけど、東日本の人は最低限広島のオルゴンM、さらにできれば九州のたけした君と現地で会うべきなんよ。
各路線にはそれなりのドラマがある。
行くこと会うことは、その後の展開を豊かにします