かつて明治時代に不思議な能力を持った女性がおった。
二十歳ぐらいから何も食べんようになり、トイレも行かんようになり、水だけ飲んで生きとった。
そのわりに怪力で、歳もとらず、何もないとこから御神水を出現させ、それで数多くの病人を助けた。
その御神水はインチキじゃとか言われて警察に捕まり、裁判にかけられた。
裁判長いわく、本当にそんな水を出せるんなら、この瓶に出してみよ。
そんで厳重に密閉された瓶を手渡された。
そんで長南年恵が祈ると、そこに御神水がたっぷり詰まった。
それを目の前で見た人らはびっくらこいて、裁判長もビビりまくり倒した。
結局裁判は彼女の能力を認めざるを得んようになり、不問とされた。
判決文では一言、不思議なり。
わけがわからんけど、この人はインチキじゃないいうことになった。
どこぞのセシウムカルトになった知り合いのn崎も、放射線医学をやるとか言うとるが、そういうインチキじゃないんよ。
私の使いよる波動のパワーも、空間から無限に取り出せるんじゃけど、御神水のように見えんけえ、そこらへんつらいところ。
4次元から引っ張ってきよるのは、私と共通しとる。
私の能力とは違うものの、やはり尋常ならざる力があった。
この人がだんだん食が細り、ついには生水しか飲まんようになったんじゃけど、その前段階では、あるものしか食べんようになったんよ。
それが生のサツマイモなんよ。
生じゃと固いじゃろうに。
まあそれはええとして、最後は生水だけ。
ある時彼女の弟が、いたずらをして生水の代わりに湯冷ましを飲ませた。
すると、なんと血を吐いたらしい。
サツマイモはあんまり腹にたまらない。
吸収がええんよね。
そういうことからも、サツマイモは抵抗が少ないことがわかる。