先日お話ししました、アスペルガーモード。
これを使うと、単純作業で効率アップするんじゃけど、その理由は雑念なく打ち込む状態になることによる。
人は、無意識に何らかの雑念を持っとる。
そこにはエネルギーを費やし、結果的に集中を阻む。
アスペルガーの人は、ある意味雑念がないんじゃけど、言い替えると雑念を持てる余裕がなく、自分の世界でまくるだけになっとる。
ここで、方向性や仕事を束ねる力があればええんじゃけど、それがなく単にまくるだけ。
アスペルガーモードになるには場と期限を設定し、その間は一切思考停止する。
期限なくダラダラやると、かつての私のように擬似アスペルガー化する。
アスペルガーでは通常の起承転結の思考回路が停止し、言葉や思考の反芻のみとなって仕事ができん。
木を見て森を見ず、口先だけ、言い方はいろいろあるんじゃけど、浅いとこでの思考がグルグルしとるだけで、覚えたことも順次消えていく。
一般人は、なぜやるんかとかどうやって全体を完結させるかとかの雑念が多く、それが危険防止用のストッパーにもなっとるんじゃけど、その反面、力をセーブしてしまいよるんよね。
なぜやるんかなんか、後で考えりゃええんじゃ。
こういう場合の思考は要らんのよ。
割り切りが必要なんよ。
あと、難易度高いのがアスペルガーモードから通常モードへの転換。
直線を高速でぶっ飛ばしとったのをグーンと減速して、通常のハンドル操作に戻すんよ。
こういうことの切り換えできる人は、通常業務とアスペルガー優位業務をこなせる。
単純作業は、いろいろ考えながらやっても、何も考えんでやっても同じこと。
何も考えん方が、あるいは違うこと考えながらの方が生産的になる。
別なこと考えながらやるのは裏面モードで、ちょっとテクが要る。
いずれにせよ、まくる状態を設え徹しきってまくる。
これができてこそ、アスペルガーモードは力を発揮する。
身近なアスペルガーの人に変身して、そのエネルギーの性質を比較するのも面白い、
ともあれ、やるとそれなりにわかると思う。