示準化石、つまりその時代特有の化石は、現在絶滅してしもうた生き物。
こういうもんの中で、大繁栄しとったもんはいくつかあり、有名なのが恐竜とアンモナイトと三葉虫なんよ。
これらは生存能力が高く、それゆえ大繁栄大繁殖できた。
しかし、彼らの生存が人類に好ましくなくなった時、大きな意思によって死滅させられることになるんよね。
一番有名なもんとして恐竜があるんじゃけど、恐竜って聞くとでかいイメージよね。
たしかにでかいのもおったんじゃけど、それは全部じゃなくて小さいもんの方が多かった。
ただ、そういう小さいもんでも、例えば犬猫サイズや人間サイズのもんが道端にうじゃうじゃおって、しかも走り回っとったら、危なくてしゃ~ない。
そういうことです。
あと、アンモナイト。
これなんかは、食べるの大変なんよ。
殺そうとすると殻の中に入ってしもうて、それなら茹でようと鍋に火をかけるとバタバタ暴れ、どうすりゃええん?
三葉虫は、見かけのわりに食える部分は真ん中ぐらいしかなく、かさばるわりに利用効率悪過ぎ。
人類が少ないうちはまだしも、漁獲量が増えると、漁場荒らしの嫌われもんになった。
生き物としてのデザインには優れとるんじゃけど、人類には都合が悪いわのう。
これらを現在に再現させたら、瞬く間に大繁殖する可能性さえある。
人類の文明実験にあたり、修行経験として学習効率がええ状態を考えとる存在は、状況がよくないと判断すると消しにかかる。
そういう循環もあるいうこっちゃ。