生き物の変化の過程において、人為選択と自然淘汰によるものがあるんじゃけど、これは 突然変異の累積によって起きるんよ。
自然環境は、常に外敵や気候変化などで生存に厳しい状況にある。
ここで生き物は、生き残りのために対応すべく必死になる。
より早く逃げるようにしたり、冬眠したり、群れを作ったり、それはいろいろ。
野生のもんは、厳しい環境に生き残れる能力を持つもんであり。それがなくなると生きていけずに死んで淘汰される。
環境が変わると変化していき、やがて別の種類になる。
もともと同じ種類であったであろう鳥が、小さい島に閉じこめられて島固有の種類になることがある。
ガラパゴスのフィンチやゾウガメがそうよね。
外敵がおらんようになると、鳥も飛ばんでもよくなり、翼が退化したりする。
これで新たに外敵が現れると、ドードーのように絶滅したりする。
生き物の変化でも、人間の都合のええもんを残すことに人為選択がある。
原種になるもんから、品種改良して違う種類にするんよ。
自然環境で生きるのに都合がええか、あるいは人間にとって都合のええかで形質が選択されていく。
この大元にあるのは、小さな突然変異なんよ。