六崎太朗の0ヘルツ波動

波動強化人間としての波動パワーを駆使したあれこれ、健康や農業などいろいろ応用可能です。

哺乳類型爬虫類、地球でも哺乳類を作ることが試みられた。

ベータ星から移住して来た時に、地球では肺魚や甲冑魚、両生類ぐらいしかおらず、ベータ星からの哺乳類は生存が難しいけえ、船内で飼育するしかなかった。

しかし、いつまでもいうわけにもいかず、地球でも爬虫類から哺乳類を作ろうとした。

恐竜よりも前なんじゃけど、哺乳類型爬虫類を分化させ、いろいろ試した。

哺乳類型爬虫類いうのは意外と知られとらんのじゃけど、恐竜よりもマイナーよね。

数としてはそれこそ恐竜ぐらいおったはおった。

全部四つ足じゃったけえ、形は地味よね。

ディメトロドンやエダフォサウルスなんかが背中にでかいウチワみたいのつけとったけえ、帆掛け竜とか言われとる。

あとは外見は大同小異。

リストロサウルスなんざ、それこそほぼどこにでもおったんじゃけど、ペルム紀の大量絶滅の時に絶滅した。

この哺乳類型爬虫類の特徴は、歯にあるんよ。

爬虫類は、基本的に歯は全部同じ形なんよ。

しかし、哺乳類型爬虫類は、哺乳類と同じように切歯、犬歯、臼歯の区別があり、これは他の爬虫類には見られんことなんよ。

今の爬虫類は冷血なんじゃけど、恐竜は温血じゃった。

温血の先駆けとして、哺乳類型爬虫類がおったんじゃけど、初期は帆掛け竜の実験で、太陽光の熱を取り込むことを考えた。

しかし、でかい帆は動くのに邪魔じゃけえ、温血のもんができた時点で淘汰した。

あと哺乳類の特徴である母乳を与えることなんじゃけど、これは汗腺の一部を改造して作ろうとした。

肌から出た白っぽい汗みたいのを、子供がなめるみたいな感じなんよ。

子供は卵で産んだ。

こういうことをいろいろやったんじゃけど、結局ベータ星の哺乳類のようにはならず、ある程度のとこで打ち切った。

こういうのの生き残りがカモノハシやハリモグラなんじゃけど、母乳は皮膚からしみ出す原始的なもんで、栄養分もイマイチ。

哺乳類型爬虫類は、カモノハシやハリモグラといった単孔類として存続しとるとも言える。

恐竜の前に栄え、今は単孔類ぐらいしかおらず、ほとんど見ることができん哺乳類のなりそこない。

そういう生き物が温血じゃったことで、それまでの爬虫類にはない領域をカバーリングした。

恐竜は温血に加え、二足歩行によってさらに敏捷性を増した。

しかし、それは人間にとって危険なことを意味した。

恐竜も、哺乳類型爬虫類も、危険になったことで絶滅させられた。