野生動物は、自然の淘汰しよういう力がかかった状態の中にある関係で、どうしても気性が荒くなる。
人間もきつい職場では、概ね性格がきつくなる。
人間の場合、中には精神修養とかをやって穏やかさを保つ努力をする人もおるんじゃけど、野生動物の場合はまずそれはない。
気を緩めると、捕食されるか飢えて死ぬかになる。
ペットとして飼い慣らされると、捕食と飢えのリスクがなくなるのと、飼い主の影響で感情が人間に近くなる。
心は穏やかになるものの、逆に野生世界での対応ができんようになってしまう。
心の面で言うと、野生は地獄に近くペット環境は天国に近い。
どっちがどうかいう難しい面がある。
飼い慣らされとる中では、猫が比較的野生の感覚を失いにくい。
野生環境にほっぽり出されても、生き抜けるバイタリティーがあるいうことなんよ。
オーストラリアでは野良猫の猛獣化があり、過去にもヒエノドン絶滅後に猫の仲間が変化し始めて虎やライオンになった。
ペットにして比較的穏和になりやすいのは、哺乳類が多いじゃろうね。